イタリア共産党員の若き指導者で名門水球チームの選手でもあるミケーレは、シチリアで行われた水球の選手権に向かうが、途中に遭った交通事故が原因で、軽い記憶喪失に陥ってしまう。母親に愛されていた子供の頃の情景だけ鮮明に思い出せる一方、その他のことは不鮮明。ミケーレは混乱した記憶と理解できないことだらけのまま試合に出場することに。自分自身が認識できない現実を再確認することで失われた記憶を取り戻そうとするのだが―。
1969年、トリノ。 9歳のマッシモの前から、ある日突然母親がいなくなった。司祭から母親は天国にいると告げられるも、彼はその不可解な事件を受けいられれず、喪失感に苛まれる。時が経ち90年代…
>>続きを読む5 年に 1 度新作を撮り続けてきた映画監督ジャンニ。傍にはプロデューサーでもある妻がいつもいてくれた。頭の中は新作のアイディアでいっぱいだ。完璧に見えた彼の人生。ところが自分は世間からも…
>>続きを読むイタリアの田舎町。共産党の地区書記長ペポネが新町長となって、ペポネの幼馴染の司祭ドン・カミロはあんな無学な乱暴者がと内心すこぶる面白くない。ドン・カミロは教会の鐘を叩いて、町の広場で行われ…
>>続きを読む北マケドニアの小さな街、シュティプを舞台に、女人禁制の伝統儀式に思いがけず参加してしまった一人の女性が巻き込まれる騒動を描く物語。32歳のペトルーニャは、美人でもなく、体型は太め、恋人もい…
>>続きを読む© 1989 Banfilm - Palmyre Productions - Sacher Film