スプレンドールの作品情報・感想・評価

「スプレンドール」に投稿された感想・評価

sonozy

sonozyの感想・評価

4.0
イタリアの小さな町の名画座「スプレンドール座」の栄枯盛衰物語。

父親から引き継いだスプレンドール座の館主ジョルジュ(マルチェロ・マストロヤンニ)
彼が恋に落ちた元踊り子の案内嬢シャルタン(マリナ・ヴラディ)
シャルタン狙いで毎日通ううちに映画狂になり映写技師となるルイジ(マッシモ・トロイージ)
というジャケ写の3人が主役。

ジョルジュの子供の頃、父と巡回映画に回っていた頃のシーン。
二本の柱の間に白い布幕を張ってスクリーンに(風で結構揺れる。笑)。
一人目の客は小さな男の子。徐々に村人たちが木の椅子を片手に集まってきて上映されるのは「メトロポリス(1927)」

「スプレンドール座」は、かつて、席の取り合いで喧嘩になるほど賑わっていた時代、赤いドレスでエロス漂うシャルタン目当ての男たちで立ち見・満席だった頃から、徐々に客が減り、ジョルジュの借金は増えるばかり・・・
そして、ついに実業家に買い取られ閉館となってしまう。。

繰り返し出てくるアルマンド・トロヴァヨーリのピアノの郷愁漂うほっこりメロディが耳に残り、心に沁みるラストシーン。

「スプレンドール座」の天井の一部が開閉式(映画が始まる前に閉まる)のもユニーク。

「野いちご」「アルジェの戦い」「プレイタイム」「アメリカの夜」「フェリーニのアマルコルド」「素晴らしき哉人生」などが上映されたり、ルイジの部屋で往年の女優たちの写真が多数出てきたりも楽しい隠れた名作でした。

カンヌ国際映画祭: パルムドール ノミネート
イタリア映画ジャーナリスト組合: 最優秀撮影賞
umihayato

umihayatoの感想・評価

5.0
おとぎばなしはいつもハッピーエンドさ。

スプレンドール座の様な場所でマストロヤンニ作品を見たいな

マストロヤンニ版ニューシネマパラダイス
もちろんこちらに軍配が上がる
テーマ曲も
なぜならマストロヤンニが好きだから!

映画館で起こる逢引などから、そこをよくない場所とする牧師の説教、その淫話に自分で興奮している感じ最高である

映画は僕にとって
社会の、世界の、そして人生を見る鏡だ。
あぁ映写技師なりたい。イタリア行きたい。

赤ちゃんの寝かしつけに映画のストーリーを聞かせるのは流石に笑った
イタリアのとある町の映画館スプレンドール座を経営する館長ジョルダンとダンサーを辞めて劇場の案内嬢として働くシャンタル。彼女に一目惚れして劇場に通ううちに映画に魅せられ映写技師になってしまった青年ルイジ。

この3人を中心に彼らの恋物語や映画館を取り巻く20年間に及ぶ時の移り変わりをモノクロ&カラー映像とアルマンド・トロバヨーリのピアノ演奏を交えてノルタルジックに描く。同じ年に製作の『ニュー・シネマ・パラダイス』と同じく映画ファンの郷愁を誘う名編です。

ジャン・リュック・ゴダールの『彼女について私が知っている二、三の事柄』(1966)でパリのアパートで売春をしている主婦を演じていたマリナ・ヴラディがとても良い感じで映画館を支える役割を演じてます。
AS

ASの感想・評価

4.0
『BARに灯ともる頃』同様、マルチェロ・マストロヤンニとマッシモ・トロイージの抜群の安定感。
映画好きの為のもう一つのニュー・シネマ・パラダイス。ラストの粋な演出にとどめをさされる。眼福
ミンリャンの『楽日』同様、映画館最後の日を撮った映画。舞台の映画館のセット?が素晴らしい。ただ、回想シーン使いすぎだし、あまりそれが上手くないのが残念。見ている側の感情が分断されるのよ。

映画内映画ももちろんたくさん出てくるよ。俺がわかった範疇だと、メトロポリス、Z、木靴の樹、素晴らしき哉人生、アメリカの夜など。特に、素晴らしき哉人生はラストの蛍の光合唱が、この映画にもリンクしてて、重要な役割があるよ!

っていうかさー。普段は見に行かないくせに、楽日となると詰めかけてくる奴なんなの? シネパトスとか、シアターNとかさぁ。。。 はい、俺のことですよーっと。 ラストはナニ?ノスタルジアってこと?あの雪は。

結論:まぁまぁ位でした。マストロヤンニが金借りている相手にかます平手打ちの凄さ は認める。
映画館(スプレンドール座)を中心に、映画を愛する人達の暖かい物語。
ラストはじんわりする良質な作品ですが、エロと恐怖と暴力の映画に染まった自分にはあまりにもあまりにも退屈で苦痛でした。
良い映画だけどあたいには優等生過ぎたよ。
楽日、ニューシネマパラダイスみたいに映画館が舞台のノスタルジー漂うヒューマンドラマ。
『玲玲(リンリン)の電影日記 』もそうなのですが、
個人的には『ニュー・シネマ・パラダイス』
より好きだったりします。