政府が開発した神経ガスの秘密実験がメリーランド州の田舎町で行われる。ガスを吸った者はゾンビと化し人間に襲い掛かる。6人の若者が映画館に逃げ込むが…というストーリー。
東京国際ゾンビ映画祭で上映された作品で「Deadlands:The Rising」という作品の続編ですがストーリーに繋がりがある訳ではないので単体で見ても大丈夫です。出資者に続編を名乗ることを強制された為で、監督本人はリメイクのつもりだったそうです。
ストーリーはベタベタで目新しい物は無く、ゴア描写も少ないですが、低予算の割にはなかなか頑張ってるな、という印象です。
基本は「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の様な映画館での籠城戦ですが、生存者同士の確執といったお馴染の展開は無くあまり盛り上がりません。まあ、それでも突然ゾンビに襲われ籠城していくまでの展開はちょっと緊張感もあって良かったですね。トイレに隠れていた少女など上手く使えばドラマ的に盛り上がりそうですが、ただいるだけという扱いです。主人公格のショーンが結構口悪いですが、初めの方は映画館から出る事反対してたけど後半は脱出に積極的になってましたね。逆に映画館の管理者であるクリスは最初冷静に行動してて作戦提案したりしてたのに、いざショーンが脱出に前向きになったら途端にヘタレて脱出に消極的になったのはなんか面白かった。
登場するゾンビはダッシュ系でゾンビエキストラの数もかなり多いので襲撃シーンは中々緊迫感がありました。大勢がダーッと走ってくる様は迫力ありますね。普段はノロノロしてて人間見つけるとダッシュで襲ってくる所も肉食獣っぽいですね。ゾンビ化したジャックがドアのカギ開けて外のゾンビ中に引き入れたり知性残ってたのはなんでだろ？腹引き裂いたり顔の肉引きちぎってたり少ないながらもゴア描写もあります。
後半の脱出劇は結構盛り上がりましたね。入口のドアをバンバン叩いて「ホラ、こっちこっち～!」とゾンビをおびき寄せるシーンはニヤリとしました。ショック受けながらも割とアッサリヒロインたち見捨てたのはビックリしたけど、ここら辺の展開は終わり近付いてきたから一気に処理した感じでちょっと雑さは感じたかな。
どうやって収集付けるのかと思ってたら…ラストは苦笑してしまいました。ここまで投げっぱなしなのも中々無いんじゃないか(笑)
今回も吹き替えは素人でしたがJVDお得意のフザケタ吹き替えではなく真面目にやっていました。
画質も粗いし全体的に安いですが、インディー・ゾンビ映画としては結構頑張っているのでゾンビ好きなら楽しめるのではないでしょうか。

ジャケ借り失敗の巻

制作費300万どころじゃ無いよね
だけど、こんな駄作

褒めるとこ無し

ラストのあっけなさは70年代のB級ノリを狙ったのか？

全力疾走のゾンビが見れる。

食べられるシーンは
良くできてたが、
全体を通してダメ。