このレビューはネタバレを含みます
ナチス占領下のローマ、マンフレディらレジスタンスたちのお話。ベルクマンの部下が高橋幸宏そっくりでした。
反ナチとナチス協力者。マンフレディとフランチェスコにピーナ、誰に焦点が当たっているのか分かりにくいつくり。後半になるとピエトロ神父が中心。脇で子どもが爆弾作ってる世界。うーん。
非道なナチス軍人や惰弱なオーストリア人、勇敢なレジスタンスなど、類型的な描き方。ラストで「よき死」とすら思えない死を遂げる神父に仮託されたニヒルなヒロイズム。いきなり出てくる子どもたちの目線はさほど響かない。
人物が入り乱れ過ぎている印象で、それでも映像的な面白さはありましたが、平凡なレジスタンス映画という印象の作品でした。