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赤い靴
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目次

『赤い靴』に投稿された感想・評価

3.9
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-643 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-497

🖋2009年、本作を敬愛していたマーティン・スコセッシが約2年の歳月をかけてオリジナル・ネガを修復し、デジタルリマスター・エディションとしてカンヌ国際映画祭で世界初公開されたことで改めて有名になったバレエ映画の不朽の名作です。パウエル&プレスバーガーの両監督によるベースの映像美があったからこそ成し得たデジタルリマスターです。終盤からの“赤”の印象が心に刺さる、“赤”のほんと美しい作品です。

🖋スコットランド出身のバレエ・ダンサー、モイラ・シアラー。彼女を一躍有名にしたのも本作です。彼女の可憐な容姿に悲劇が見事にマッチし、そのバレーシーンは本物の迫力で、映画史に残るバレー作品となっています。

🖋“頂点を目指すために。。。”有望な若いバレエダンサーが、ダンスと愛の板ばさみで苦悩する姿を圧巻のダンスパフォーマンスと共に描き切った作品で、“赤い靴”の魔力?に魅せられた舞台と実生活のシンクロが見事な演出です。テクニカラーを全面に押し出した美しい映像、そして特に“赤”の色。。。素晴らしい幻想的な世界を作り上げている完成度の高い作品です。

🖋そしたラストの究極に切ない『赤い靴』の公演。。。鳥肌ものです。このバレーシーンも映画史に残るエンディングですね。

😢Story:(参考:yahoo movies)
ヴィクトリア(モイラ・シアラー)はロンドンで、レルモントフ・バレエ団を率いるボリス(アントン・ウォルブルック)の目に留まる。同じころ、新進作曲家ジュリアン(マリウス・ゴーリング)も同バレエ団に採用される。プリマ(リュドミラ・チェリナ)の結婚によりヴィクトリアが主役に抜てきされ、新作「赤い靴」への企画がスタートするが……。

🔸Database🔸
・邦題 :『赤い靴』
・原題 :『The Red Shoes』
・製作国 : イギリス
・初公開 : 1948
・日本公開 : 1950/03/14
・上映時間 : 136分
・受賞 : 第21回アカデミー賞
美術賞 作曲賞
・監督 : マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー
・脚本 : マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー
・原作 : ハンス・クリスチャン・アンデルセン
・撮影 : ジャック・カーディフ
・音楽 : ブライアン・イースデイル
・出演 : モイラ・シアラー、アントン・ウォルブルック

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
アンデルセンの童話「赤い靴」をベースにバレエダンサーの愛憎と悲劇を描いた名作。ロンドンのバレエ団にバレリーナのビッキーと新人作曲家の青年ジュリアンが入団。アンデルセンの「赤い靴」をモチーフにした新作バレエが大成功を収め、2人はやがて愛し合うようになる。しかし、バレエ団を主宰するレイモンドは、ビッキーがバレエだけに集中するようジュリアンをクビにしてしまい……。2011年、マーティン・スコセッシ監修のもと、2年間の歳月をかけて修復した「デジタルリマスター・エディション」が公開。
桃龍
3.5
2021-03-05記。
スコセッシが惚れただけのことはある。
これはリマスタの価値がある。特に劇中劇のバレエ。
この時代では驚異の特殊効果はもちろん、ヒロインのスタイルや踊りそのものが素晴らしい。
その前後のドラマ部分は蛇足ではないかと思いつつ見ていたら、ラストに驚く。あの蒸気機関車は伏線だったのか。
アンデルセン童話の「赤い靴」の、幼児むけではないやつを読んでおくといいよ。
4.0
バレエ一筋で生きぬくのか、自分の人生を、生きるのか期待されるバレエダンサーであればあるほど突き当たる壁をアンデルセン童話「赤い靴」の物語にのせたこのバレエ映画の名作を、マーティン スコセッシ監督が2年の歳月をかけてデジタル リマスターで復活させた本作。
ファンタジーではないのにもかかわらず、赤い靴に命を宿らせるような狂気の踊りが印象的で、眩いほどのサテンの赤のトウシューズとモイラの初演ダンスシーンは幻想的でとにかく圧巻。
期待と不安を胸に抱きながら、いつのまにかおとぎ話の精神世界と融合していくのが見てとれる不思議な劇中劇には眼を見張る。
シンデレラストーリーのようにトントン拍子にスター街道を駆け上がるヴィッキーを突如として悲劇に導く衝撃のラスト。
ヴィッキー自身の揺れる想いが引き起こした事とはいえ、男たちが共にヴィッキーを信じる事が出来なかったことにも原因がある気がして遣る瀬無い。
昔、アンデルセンの赤い靴を読んだ時あまりに恐ろしい話で、赤い色の靴が怖くなってしまった記憶があるけれど、ラストにヴィッキーの情念の塊となって踊り続ける赤い靴の姿は幼い頃の恐怖の記憶そのもの。
時代を超えてテーマにされることの多いダンサーの苦悩のリアリティと寓話の世界の融和が印象的に脳裏に焼きつく独特な作品だった。

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