真っ黒こげ太郎

13日の金曜日PART8/ジェイソンN.Y.への真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

4.0
ジェイソン初めての地方公演!!!!

でもニューヨークへ行くまではずっと船の中なんだけどな!!!!w




前回でクリスタルレイクの底に沈んだジェイソンだったが、一隻のボートが下した錨で海底の電気ケーブルが切れ、電気ショックでジェイソンが復活!!!
そのままボートの中にいたカップルを殺害し、ホッケーマスクを頂戴する。

そのままボートで流されるままに海に出た(!?)ジェイソンは、修学旅行としてニューヨークに向かう豪華客船ラザラス号にコッソリ乗り込むのだった。
ラザラス号の中には例によって例の如く、修学旅行ではしゃぐバカでアホでパリピでフラメンキンな若者達が沢山乗っていた。
(最後のはウソ。スペイン料理は関係ない。w)
当然、ジェイソンは船内に乗り込み若者達をコッソリ狩りまくるのだった。

一方、過去のトラウマで水が苦手な学生のレニーは、何故か幼少期のジェイソンの幻覚を見ていた…。




キャンプ場からやってきた恐るべき殺人鬼が、修学旅行の船に乗り込み次々と殺戮を繰り広げるスラッシャー・ホラー。
スラッシャーホラーの金字塔(だよね?w)「13日の金曜日」シリーズ第八作目。
今回はクリスタルレイクを飛び出して、ニューヨークへ向かうぞ!!!w

と言っても、ニューヨークに付くのはラスト35分からで、それまではニューヨーク行きの豪華客船での殺戮がメインとなっております。w


という訳で前半1時間弱はおバカな若者グループがジェイソンにコロコロされる何時もの展開。
相変わらず若者達はおバカだし、殺害シーンもちゃんと見せてくれない。

しかし、今作は(比較的)分別ある登場人物が増え、殺し回りのマンネリ展開も船内やニューヨークの街並みを舞台にする事である程度カバーできたからか、前作のgdgdな内容よりは楽しめた。
(日本語吹き替えで見たのも大きいのかもしれないが。)


今回、若者側のノータリンな連中はある程度固められ、ヒロインを筆頭に真っ当な人物が増えたのが大きい。
唯一の例外として金髪のセクシービッチな女子学生が居るのだが、そいつのやる悪事が度を越し過ぎていてむしろ笑ってしまったwwww
(無論、後でジェイソン風紀委員長による裁きが下ったのは言うまでもない。w)
如何にも悪ガキな連中はジェイソンにサクッと始末され、登場人物が(比較的)良識のある連中の絞られたのも良かった。


また、ジェイソンがキャンプ場ではなく”船の中やニューヨークの街並みを徘徊”することで何時もの殺しの場面とは違う雰囲気が出てたのも良かった。
殺害描写は前作同様に全く見せてくれんが、船内の計器に叩き込んで感電&焼死や、町中に野ざらしの廃棄物に突っ込ませて殺害など、殺しのバリエーションは中々豊富。

船内を徘徊しながら獲物を狩るジェイソンや、ニューヨークの目の当たりにしながらもズンズン突き進みながらターミネーターの如く標的を追うジェイソンの姿もユーモラスで面白い。
邪魔なチンピラを容赦なく殺害したり、用が無いチンピラをに素顔を見せつけて退散させる姿も面白い…ってか前作から素顔変わってないか!?wwww



そんなこんなで、内容が比較的娯楽要素寄りになりとっつきやすくなった分、個人的に前作よりは楽しめる作品でございました。w

まぁ、「全然ニューヨークで暴れてないじゃん!」とか「ジェイソン、瞬間移動しすぎ!!!」、「変なオカルト要素は何!?w」「最後のオチはどういう事なんだ!?」と突っ込み所はありはしましたがね。w
後、今回も残酷描写を見せない場面が目立っていたので、せめて「3」や「新」、「6」レベルの残酷描写は欲しかったなぁ。
(首チョンパシーンはあったけど。)

まぁそれでも、俺は割と今楽しかったです。まぁ8作目だからマンネリ展開防止の為にこんな捻った展開もアリってことで。w


なお、今回は協業的に大失敗したらしく(俺個人としてはそんな酷い映画でもないと思うけどなぁ)、次回からは制作会社が変更となるらしい。

だがお陰でクロスオーバー作品への道が開けたので怪我の功名…なのかもしれない。
(因みにそのクロスオーバーする作品は一作目しか見れてない、そっちのシリーズもチェックすべきかね?w)