ぐりんでる

ロード・トゥ・パーディションのぐりんでるのレビュー・感想・評価

4.2
蛇の道は蛇。その道をゆくが故の想い、その道をゆく者の背中を追うが故の葛藤⚡︎
父親の正体を知らない息子、その憧れと好奇心が真実に触れたとき、揺らぎ始める想いと崩れ去る日常。
復讐のギャング者であり、破滅に向けてのロードムービー⚡︎

トムクスがギャングなんて似合わねぇな。と思いながら見始めたが、意外とこのキャラにはハマっていた。
なぜならお上品なギャング映画だからだ。おそらくはお紅茶なんかと一緒にこの作品を嗜むやつもいるだろう☕︎
何がお上品って、まず見せ方が洒落ていた🔫

特に雨の中の銃撃や、殺しの場面にすらも品があった。派手な演出にするのでなく、エモショーナルとでも言うのかね、最近の人は
悲哀をも帯びた男の果てしない怒りと覚悟。その静かだが確かな怒涛の感情は天にも届き、土砂降りの雨となり地を穿ち、銃弾の雨は敵たちへと降り注ぐ🔫

引き金を引くことは、破滅への一歩になるが、その修羅の道を後戻りなど許されない🔫
それは主人公のことだけではなく、人を殺すなどという選択肢が当たり前の世界にいるもの全てに共通すること。平穏な日常、全ての当たり前の幸せ、それをあっという間に失う代償を背負う覚悟。

タイトルの破滅への道とは、この切った張ったの世界に踏み入れたその時から始まっていたに違いない。人道を踏み外した、それが外道の道で、そんなものそりゃ愛する人には歩ませたいわけはない。

なんとも不器用な親子の物語であり、父として、息子へ向けて背中で語るような映画だった。

さて、息子にはその想い届くか否か!!


感想:知り合いが色々出ていたな!トムクスの他、ダレイグ、ジュードロなど。

ところでジュードロ、今よりも髪の毛むしり取られてないか?

どうした、誰にやられた?!
まぁ、さっきも言ったが、その筋の奴らは何もかも失う覚悟もないといけねぇ
そういうことだな…

今は持ち堪えてるようでよかった😌


くろちの勧めありがとう🦄