ジンクス

世界の動物園のため、アフリカの野生動物を生け捕りにするショーンたちのチーム
所長がサイに殺され、後を継いだ一人娘のブランディを、リーダー格のショーンを中心とした熟練ハンターたちが助けていた
そこにスイスから女性カメラマンのダラスが来て......

アクションありで、男女の様々な人間模様が描かれるドラマ
撮影にはタンガニーカの官民が協力

大自然と動物
捕獲のシーンは迫力あっていいけど、可哀想
今じゃ考えられないのかなぁ⁉︎
麻酔銃使えば楽なんですけどね

子ゾウは可愛かった
チーターがペットですか

コメディ要素もあり、退屈しなかった
最後の大騒動は笑えた

全体的に楽しそうでした
タイトルの「ハタリ！」とはスワヒリ語で「危険！」の意味

こんな明るい映画だけど、撮影中は何度も死にかけたんだろうな。これを観る前に予習で面白くはありませんがイーストウッドの「ホワイトハンターブラックハート」を見ておくといいかもしれません。

ところどころ合成したのが伺えますが、動物を追うシーンには毎度圧倒されます。

ハワード・ホークス晩年の一本。大変評価の高い一本なので楽しみにしていたのですが、長尺も何のその、皆さんのレビューも納得の快作でした！！

現在の北タンザニアに生息する猛獣を取材するため、女性カメラマンのセラフィナが単身アフリカにやってきた。図らずもガイドを務めることになった野獣ファームを営むアメリカ人のショーンは、無骨で人との付き合いにも疲れ果てた男だったが、次第にセラフィナの純粋で聡明な性格に惹かれていく。

ハタリとは、スワヒリ語で「危ない！」という意味だそう。
半ばドキュメンタリーと言っても過言ではないほど、次から次へと動物たちが登場するので、3時間全く飽きずにテンポよく進んでいきます。チーター、ゾウ、サイ、ダチョウ、テナガザル（多分）、ハイエナ、水牛などなど、「へえ〜〜！」と思わず声が出ちゃう珍しい動物のオンパレード。
しかもジョン・ウェインやレット・バトンズなどの豪華キャストが彼らと戯れるので、ハリウッド版『どうぶつ奇想天外』のようなレアさがありました（笑）。
あくまでどの動物も生け捕りにするという設定なので、下手に傷つけたりなどもなくとにかく平和な展開を見せるのも好感が持てました。しかも3時間（笑）。個人的にチーターのサーシャちゃんの人懐っこい姿がツボ！！一体どうやったら動物たちのあんなに落ち着いた姿を撮れるのか不思議。

流石のハワード・ホークス監督だけあってアクション映画の迫力はもちろん、彼の作品の醍醐味であるウィットに富んだ会話劇は本作でも健在。
いつもぶっきらぼうだったり、硬派な男役が多いジョン・ウェインが散々いじられ倒していて、その意味でもかなり異色な作品でした（笑）。
さらに音楽は私が一番好きな映画音楽家ヘンリー・マンシーニが担当。子象たちの水浴びシーンで流れる『子象の行進』は今もよくBGMで使われる名曲ですね。

色んな意味で楽しめる、興味深いサファリ・エンタテインメントでした！