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男装
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『男装』に投稿された感想・評価

lemmon
3.1
ヘプバーンの男装は様になっている。
シュッとしたイケメンの出来上がり。

なのだが、本作演じ分けを意識したのか、ヘプバーンが女性の姿で出てくるシーンが個人的に受け付けにくく🙇‍♂️、かえって胡散臭さが😅。

ヘプバーンって初期作品は、甲高い可愛い声で演じる時が時折あって、あまり好きじゃないんだなあ。
「素晴らしき休日」「ステージドア」とかは好きだけど、「偽装の女」「赤ちゃん教育」は役柄もあるのだろうが、ヘプバーンにはあっていない印象。


芸術家の色男。
ヒロインは惹かれるが男と偽らざるを得えない事情が邪魔をする。
相棒となるおちゃらけた男の存在。
はてさて!


ヘプバーンが女性としての魅力を発揮するのは「アフリカの女王」「旅情」といった中期の作品かなあと個人的には思う。
※何かのインタビューで天海祐希さんがヘプバーンが好きって言ってたなあ。なんかわかる気がする。


映画の感想がほとんどない感想になった😅。
母親を亡くしたばかりの娘が会社の金を横領した父と足手まといにならない為に男装してイギリスへ逃亡する、キャサリン・ヘプバーンにケーリー・グラント主演でジョージ・キューカー監督による男装映画の元祖的コメディ。

キャサリン演じる主人公の男装は声も相俟ってあまり違和感無く、女子トイレに入ってしまいギャーギャー言われる男装作品にありがちなくだりはこの時代から既に有ったのかと驚き。道中出会ったケーリー演じる詐欺師と手を組み、早速イギリスで英語が喋れない可哀想な物乞いを演じて金を集めるも思わず英語を喋り非難されればそれを認めて逃亡、他二人が使用人の女性を騙そうとするも途中で二人の正体をバラして台無しにする辺りは面白さと共に彼女のお人好しな所が見えます。

するとこの辺りから歌手志望の使用人の女性も加わり歌手兼ダンサーとして各地を巡業することになったかと思えば公演中に出会ったブライアン・エイハーン演じる画家と仲良くなる等行き当たりばったりなストーリーが目立ち始めるのですが、女性の姿に戻り画家の家を訪れる&ムード重視でもう一回家を訪れる所から映画の要領で始める辺りはキャサリンの魅力を感じ取ることができ、その後今作の雰囲気にはミスマッチな悲劇が起こるのですが終盤もやはり予想がつかない方向へ。

その後もケーリー達の行方を知る為にある家を訪ねたらキャサリンが盗んだ服の持ち主の家でボコボコに→怪我した画家の代わりに車を運転したら無免許がバレ刑務所というたたみかけるような展開がやはり見物で、同じ列車になんとか乗るも・・なエンディングも強引ながらケーリーの粋な計らいが印象的な意外なもの。

一部登場人物の雑な扱い、まとまりが無いストーリーのせいか当時は低評価だったそうですが、それを逆手に取って勢いに昇華するような作風は前述の通り予想がつかないもので結構面白い作品でした。
TT
-
本作のあまりの出来の悪さに、監督のジョージ・キューカーと主演のキャサリン・ヘプバーンがプロデューサーから「もうお前たちとは撮らない!!」と言われたという裏話があるので、そんなにダメな作品なのかと恐る恐る観てみたら、スゲー面白いスクリューボールコメディだった。ただ、同時に物凄く歪な作りの奇妙な映画でもあるが。

内容は父が会社の金を賭博に使い込んでしまい、K・ヘップバーン演じる娘は父の足手まといにならないために髪をバッサリ切って男に変装、2人でフランスからイギリスへ夜逃げして、恋あり笑いありの冒険を繰り広げる。

邦題の『男装』ということもあってか、80年前の映画でK・ヘップバーンが男の格好することに注目してしまいがちだが、実は男装はあんまり重要ではなかった。しかも、ヘップバーンが女だったというのも早い段階で他の人にバレる。

そして、ヘップバーンが男の振りをしていること以上に驚かされたのは、アクロバット過ぎるストーリーテリングだった。イギリスに渡った親子がケイリー・グラント演じるイカサマ師と出会って3人で詐欺犯罪をするケイパーモノで進んでいたのが、突如『ブロンコ・ビリー』みたいなサーカス団の珍道中に変わり、中盤以降はヘップバーンがイカサマ師と旅先で会った貴族出身の画家との間で揺れ動く恋愛劇に発展する。1本の映画に3、4本分のシナリオをぶち込んだかのようなごった煮ぶり。だが、こんな様々なエピソードを数珠繋ぎしたような構成にも関わらず、登場人物たちのドタバタがとても楽しいので全然気にならない。

ギャグのタイミングや俳優たちのリアクションが秀逸で、何度も声を出して笑ってしまった。特に、終盤における列車での場面は、登場人物たちの行き違いっぷりが半端なかった。 また、当時のアメリカ映画にしては珍しく野外撮影を多用していたり、役者たちにアドリブのような演技をさせていたのも印象的。

観る前は、K・ヘプバーンが男の格好をするというのがイメージできなかったが、実際に観てみると大人の男というより少年みたいな見栄えだった。もっと詳しく言えば、宝塚の男役みたいに、男も女でもない独特の魅力を放っていた。しかし、1930年代に女性が男装するというのが世間には受け入れられなかったのか、この作品で当時のヘップバーンの評判をかなり傷つけたそうな。

唯一残念だったのは物語が進むにつれて、主人公のヘップバーンがイカサマ師のケイリー・グラントではなく画家のブライアン・エイハーンに傾いていったこと。キャラクター的にも演技的に見ても、エイハーンよりもグラントの方が魅力的だよ。

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