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コンクリート
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『コンクリート』に投稿された感想・評価

記録。
「彼らは命の尊さに気づくでしょうか?」

タイトルから容易に察せられるはずなので深くは触れないが、昭和末期の東京綾瀬で発生した少年犯罪をモチーフにしたフィクション。

発表当時、某巨大匿名掲示板を中心に非難が殺到し、これを発端として劇場公開を中止する事態に至った曰く付きの作品だ。

色々な意見はあると思うが、個人的には凄惨な事件を元に作品を創ること自体には否定的にはなれない。当然、遺族への配慮や了解を得る必要があるという前提の元ではあるが、風化させないためという月並みな願いと、洋邦問わず実際の事件を元にした幾多の名作の存在を捨て置けないからだ。

従って、本作を低く評価した理由は不謹慎だとかそういう理由ではない。単純に作品としてのクオリティが高くないと同時に、制作に際してあって然るべき志が全く見て取れなかったからだ。

映画の内容よりも興味深いのは、互いに顔も名前も知らない匿名の群衆が一つの作品を封印に追いやったという事実。正しいか否かは別として、恐らく当人たちには善意があったはずだ。

これが悪意に変わるとどうなるかが証明されてしまった昨今、加害者になってしまうハードルは昭和末期の比では無い程に低いという事を恐れるべきだろう。
No.2596

※あまり辛辣にレビューすることが好きではない私ですが、以下のような辛辣なレビューにお気を悪くされる方がいらっしゃるようでしたら、前もってお詫びいたします。

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「映画」「作品」「他人様からお金を頂いて見せるもの」として、あまりにもツッコミどころが多すぎて、

そっちのほうばかりが気になり、描かれている事件そのものに対しては、「この映画に関しては」胸糞が悪くなるようなことはむしろ全くありませんでした。

ツッコミどころはあげればキリがないので割愛します。
多分、他のレビュアーの皆さんが思ったことと大きな違いはないかと思います。

(被害者のことを思えばもちろん目を背けたくなりましたし、怒りは沸いてきます。しかし、そういう感情と、映画の出来に対する感情は別です)

もちろん映画を通して、さまざまな問題提起をすることは大事です。

この映画の中でもきちっと「生命の尊さ」を提示しています。プロローグとラストシーンでそれはわかります。

だったら、だからこそ、そのテーマに見合う「作品としての」クオリティにしなければ、観客が戸惑うだけです。

演出のクオリティ
脚本のクオリティ
演技のクオリティ
キャスティングのクオリティ

100伝えたいことがあるのに、自分の持っている言葉が10しかない。

あるいは逆に、10しか持っていない言葉で、無理やり100伝えようとしても、

観客に伝わるのは、結局「10」です。

通常のエンタメ映画ならば、まだ百歩譲って「10しか伝わらなくても面白ければいい」場合もあるけれども、

この映画の場合は、実際に起きた事件を元にしている限り、私は嘘をつきたくない。

私には、「10」しか伝わっていない。

それでも「いや、作品として提示したこと自体はチャレンジングなんだから、評価しないと」

という意見があるのもわかります。

だから、だからこそ、この映画のような「余人が容易に手を出すことができない題材」を選んだのなら、作り手のプロフェッショナルとして、観客に隙を見せないでほしい、と心から思うのです。

病気や自殺で、親類や大切な友人を何人も亡くしている私には、そういう思いがあります。

こっちは覚悟を持って見ているんだから、作り手ももっと覚悟を見せてほしい、と。生命の尊さを描く、とはそういうことだ、と。
[警告]絶対に本作を鑑賞しないでください!

1120本目となる本作。

本作は80年代に起きた綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件を映画化したもの。あるサイトで物議を醸し出した映画の中に「バトル・ロワイアル」等と共に含まれてあった為、何となくタイトルは覚えていた本作。先日、DVDをレンタルすることができ、何の予備知識もなく映画として鑑賞。その時は、どこが面白いのかさっぱりわからないという印象しかありませんでした。

観賞後、事件そのものを検索してみました。すると、映画では決して語り尽くせない、というより、映画にしてはならない題材でした。本作は、あの史上最悪な少年犯罪の模倣作品であり、それもかなり雑に描いているに過ぎなかったのです。

まず、女子高生役がAV女優。観賞後に調べましたが、ハッキリ言って不愉快だし、AV女優が演じる理由もわかりません。確かに、事件の被害者となった女子高生は、加害者に監禁され性的暴行等を受けていたらしいです。しかし、本作はアダルト映画ではなく、一般公開作品。あまりにもこの配役は酷すぎます。今更ギャーギャー騒いでももう遅いですが。

また本作において、演出の欠陥も見られます。例えば、何日も暴行を受けている女子高生の下着なんかはずっと綺麗なままです。あれだけの暴力を受けといて、下着が真っ白なのは明らかに可笑しすぎます。ここから制作者の雑な演出、または中途半端すぎる思いで取り組んだのがわかります。

本当に事件の詳細を知りたい方は、本作は絶対に薦めません。本作が製作されてしまったことも事件です。また、観賞後はとてつもなく胸が痛くなります。簡単に言うと「ミスト」のような衝撃のラストを見た後の感覚。しかし、「ミスト」はフィクションであり、本作で描かれる事件は現実に起きているのです。なぜ、これを人々の記憶に残させようとしたのか、なぜ、これを作ってお金を得ようとしたのか。あの事件を手短にあしらったような本作。R指定にとどまらず、本作は誰の目にも止まることなく、封印されるべき作品です。どうかこのレビューを見た方は最低最悪な本作を決して鑑賞することの無いようお願いします。私は、ただ物議を醸し出した映画として鑑賞してしまいましたが、あの事件、または本作に関しての知識を入れてさえいれば、本作を鑑賞することは絶対にありませんでした。

私の映画人生において、ここまで不快な映画を観ることになるとは思いませんでした。本作は駄作とは云えません。ゴミというレベルでもありません。何と表現したらいいのかもわかりません。ただ本作を見て後悔するのは確かです。

最後に一言。"絶対に鑑賞しないでください!!!"

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