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英国王のスピーチのYYamadaのレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
4.1
【コラボ鑑賞のススメ】World War Ⅱ
以下の何れかが欠けていたら、今の歴史はなかった。多角的に鑑賞し、過去の偉人に敬意を払いたい。

①国王の視点: 『英国王のスピーチ』
②議会の視点: 『W・チャーチル』
③軍隊の視点: 『ダンケルク』

〈『英国王のスピーチ』見処〉
・国王の重圧が犇々と感じる人間ドラマ。ジョージ6世の吃音は、臆病からではなく、強い責任感からなるもの。ラストのスピーチは王政国家だからこそ感動的になり、現在も、脈々とエリザベス女王に受け継がれているはず。
・とはいえ、イギリス王室のスキャンダルは今と変わらず。シニカルな描写は、イギリス国民はどのように感じるのだろうか?
・バーディーとライオネルの反目しながら、深い信頼関係で繋がっている。エンドロールの字幕では目頭を熱くさせられた。
・首相着任前のチャーチルの逸話を知ってから『ウィンストン・チャーチル』を鑑賞したい。
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