TAMU

ブラザーフッドのTAMUのレビュー・感想・評価

ブラザーフッド(2004年製作の映画)
4.3
今まで見てなくてすいませんでしたシリーズ。

とにかくウォンビンいいっすわ。最高にカッコいい。男の私が見ても惚れ惚れw
ついでにウォンビンのファンは色々鍛えられてるな、と感心させられました。

ちょいと、映像表現が自身のキャパ超えてトラウマ認定で2度は見れそうにありませんけどw

この映画、貧しさ故に弟に希望を託す力強い兄と、それに応えようと真っ直ぐに成長する兄想いの弟が主人公。この2人が朝鮮戦争に駆り出され、身も心も引き裂かれる物語。

序盤のカップルかと戸惑うほどの兄弟のイチャつきは若干引いていたが、これから何かが確実に起こることが明らかで、見ていて早くも辛くなり、後半ジャブとして効いてくる。

朝鮮戦争の凄まじいまでの戦闘と狂気。弟を助けるためには手段を選ばない兄と、それを許せなくなる弟。交錯する2人の想い。やがて弟の兄への愛は憎しみに変わり。

序盤は柔らかい笑顔が印象的な弟(ウォンビン)が、戦地に赴き正に地獄を知って成長する姿は印象的。見る見る表情が変わり、兄を憎む頃には、地獄を知った男の顔に変貌している。

終盤の度肝を抜く展開と壮絶なラスト。
最後はもう涙が、てか嗚咽w
思想や政治のために戦争を行う行為がいかに馬鹿馬鹿しいものであるか、考えさせられる傑作。
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