マサキシンペイ

地球で最後のふたりのマサキシンペイのレビュー・感想・評価

地球で最後のふたり(2003年製作の映画)
2.5
神経質で潔癖症の日本人男性と大雑把で放埒なタイ人女性のプラトニックなラブストーリー。
タイの雑多で湿度の高い景色の中で、孤独でアンニュイな気分の二人が寄り添い合う画に、耳を撫でるアンビエントな音楽が合わされているのを楽しむ映画。この雰囲気は最高。

ただ、浅野忠信演じるケンジの過去やら、家に押し入って来るギャングの彼氏やら、とにかくストーリーのほぼ全てが蛇足。これほどストーリーがいらないと思った映画は初めて。
何の展開も説明もなくていいから、孤独な二人が寄り添っているのをボーッと眺めるだけの方が良かった。
マサキシンペイ

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