茜

サイコの茜のネタバレレビュー・内容・結末

サイコ(1960年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ヒッチコック初鑑賞で、ジャケットが有名で見覚えのあるこちらの作品を観てみることに。

結論から言うと、予想外に面白かった!
いくらなんでも60年前の映画なので、多少物足りなさや古臭さを感じるだろうと思いましたが、
確かに映像の造りこそ時代は感じるものの、ストーリーの展開に最後まで飽きることなく鑑賞できました。

最初は女性の逃亡劇なのかなーと思えば、あれよという間に殺されてしまう。
あー犯人はこの猟奇的な母親なんだろうなーと安易に考えていると、意外な結末に驚かされる。
観ているこっちまで話の展開に翻弄されてしまい、現代で言う所謂マザコンの闇を見せられてゾッとしました。
ラストの犯人の顔に母親のミイラ化した顔が重なる演出もとても好きです。

女優さんのくるくる睫毛も綺麗だし、洋服や小物もレトロで今観ても可愛らしいですね。
時代を感じさせる映像の質感にクラシックな音楽がよく似合っていて、全体的な雰囲気も私好みでした。
カメオ出演してるヒッチコックもちゃんと見つけられて満足!
茜