西遊記の作品情報・感想・評価

「西遊記」に投稿された感想・評価

戦時中のエノケン版をはじめ、忠臣蔵には及ばないだろうが、いったいどんだけ映像化されてるんだろう、というくらい超メジャーな物語の1952年大映版。戦後最初の映像化らしい。

悟空に坂東好太郎・八戒に花菱アチャコ・悟浄に杉狂児・金角に徳川夢声という渋〜いキャスティング。合成とも言えないような、単に映像を重ねただけの(下絵が透けて見える)チャッチ〜い特撮。鳥取砂丘とそこらの原っぱで撮影されたに違いない安っぽいロケーション。どこをとってもトホホな感じだが、それでも腐っても鯛。さすが古典的名作。ついつい見入ってしまうのであった。
mitakosama

mitakosamaの感想・評価

3.0
デアゴスティーニで初鑑賞。大映西遊記の第一作目。三蔵の旅に悟空・八戒・悟浄が加わり、金閣銀閣と牛魔王のエピソードまで。
続編(になるのか?)の「大暴れ孫悟空」と「殴りこみ孫悟空」は何故かデアゴでラインナップされてないんだ。生殺しじゃないか。

悟空に坂東好太郎。
あとは知ってる人は猪八戒にエンタツアチャコのアチャコ。
悟空はいかにも歌舞伎の見栄に口上をあげる感じ。
でもメイクはどちらかというと京劇っぽいんだよな。
当時は西遊記のイメージは京劇の枠内にあったということか。京劇にちょい歌舞伎ニュアンスを足した感じ、かしら。
アチャコは流石の面白さ。コメディリリーフとして活躍する。

この時代ならかなり特撮は頑張ってると思う。セットもちゃんと組んでるし、実写と背景のマット画を合わせるシーンも多い。色々と妖術を駆使するシーンも多いが、合成はどうしても表現力の限界があるなぁ。

軽快でテンポも良いし、チャンバラのアクションも楽しい。

80分程度でコンパクトに仕上がって気軽に鑑賞できるね。