近親相姦の思念に縛られている下半身不随の女性が、魔女裁判にかけられた先祖の怨恨を呼び醒ましてしまう。1973年度「エクソシスト」の影響下で製作された、イタリア産ホラー映画。

父への愛憎を抱えた女性が悪魔憑きになり、奇行・愚行を繰り広げていく。基本的には「エクソシスト」の模倣だが、人間のもつ強大な欲求「リビドー」と人間が拵えた「サタニズム」の観念を重ね合わせるパターンが採用されている。

イタリア古都と豪邸の映像美、アナログ合成の怪異現象、エンニオ・モリコーネ＆ブルーノ・ニコライの劇伴。そして、悪魔に憑かれた主人公のパンキッシュな悩殺ムレムレ女ぶり。ジャッロ特有のフレーバーを、胃もたれするほど味わうことができる。

終局に入ると、複数名のエクソシストを相手取った、ファンキーな勝ち抜き戦が展開される。悪魔祓いの儀式をゲテモノ・ショーのように演出しており、センス・オブ・ワンダーの世界に浸ることができる。

大好きで何度も観てる🥀
嫉妬に狂うイポリタが美しく、悪魔に憑かれたイポリタの演技が凄い！イタリアらしいエロティックなエクソシスト😈モリコーネとブルーノ・ニコライのスコアが贅沢すぎる♬.*ﾟ
冒頭トランス状態で地面舐めるわ、転がるわ、こんなの楽しいに決まってる！そして数々の悪魔的現象がユニークで最高！！悪魔が取り憑いて卑猥な発言するのも笑える😂この作品でカルラ・グラヴィーナさんのファンになった！ほんと素敵な女優さんです💕

• #70年代
• #イタリア
• #エクソシスト
• #エンニオ・モリコーネ
• #ブルーノ・ニコライ

予想以上に怖く赤と青を基調とした不穏な雰囲気が超好き。
モリコーネの音楽も不気味で『ヘレディタリー』のような心が全く落ち着かない感覚を味わえた。
催眠術をして過去に遡る場面や悪魔に蝕まれるシーンの画が秀逸。
緑のゲロを舐めさせる描写も良い。
悪魔に取り憑かれる女性が宗教に無関心であり、舞台がカトリックの総本山であるローマなのでより悪魔祓いに重みを感じた