屋根裏

兵役を終えて仕事を探していた青年は、政府の仕事を請け負うことに
そんな彼は、反ファシストのビラを刷った印刷所に助手として住み始めるが……

計画

コメディ感と社会派ドラマ

部が分かれてる
ロマンスも少しあります

政治
なんとも言えない作品

時代を感じる

最後はどういう展開になるのか

凱旋門が〜

アラン・ドロン追悼鑑賞。ルネ・クレマン監督が「太陽がいっぱい」に続き再びアラン・ドロンを主役に迎えて撮った作品で、こちらは陽気なチャールストン風楽曲が似合う古風なドタバタ・コメディ。舞台は1921年のローマ。歴史的背景もしっかり物語に取り込んで可笑しく演出していてこれがなかなか侮れない。アラン・ドロンが演じるユリスは恋に夢中で破茶滅茶な行動を取り続けるのだが、なかなかの好青年。今でも画的に笑える場面が多く期待以上に楽しめた。

この時代のイタリアはムッソリーニ政権の樹立直前。王制統制下でファシスト党が次第に力を強める一方で、これらに反発する地下組織も活動を展開していた。ユリスは初め金欲しさに友人ツリドと共に“黒シャツ党”なるファシスト団体に入るが、その後に可愛い娘フランカ(バルバラ・ラス)のいる印刷屋でそこの主人(ジーノ・チェルヴィ)に請われ、黒シャツ党に隠れてこっそり一人でこの印刷屋に移り住み働き出す。だが身を寄せた先の、この印刷業を営むフォッサーティ家は実はアナーキスト一家。ひょんな弾みで大好きな娘フランカに襲撃した王制派と間違われたユリスは、フランカの信頼を何とか得ようと2階に住むフランカのお爺ちゃん(カルロ・ピサカーネ)に相談する。即席アナーキストとしてバクーニンに関する知識など仕込まれ、更には秘密裡にローマへ送られてきた反王制危険分子に成りすますことに。戦士名「カンポサント(墓地)」まで爺ちゃんに授けられる(笑)。
ユリスとフランカの恋の行方を追いながら、反王制アナーキスト、ファシスト党、更にはホンモノのテロリストたちまで登場し、本物と偽物の時限爆弾入り乱れるドタバタ劇が展開し楽しませてくれる。
アラン・ドロンが軽妙な役処をのびのびと演じていて気持ち良い。ユリスが塔のてっぺんまで登り旗を取り付ける件の場面に誤魔化しのようなものは全く見当たらず…この時代にスタントなしで撮っているのでは？と、高所恐怖症の自分は、演じたアラン・ドロンの身を案じながら見てしまった。
本懐を遂げようとする女アナーキストとしての性根と、目の前の美青年に傾いていく女の恋心とがせめぎ合うフランカ…バルバラ・ラスの表情も見どころ。
そして、2階の覗き穴から下のテーブルにお爺ちゃんがちょっかいを出す場面場面はどれも画的にとても面白く、演じたカルロ・ピサカーネの人懐っこい表情と相まって魅力いっぱいだった。

私の生きる歓び、それはア・ラ・ン(あなた風に)
あなたー！ご飯にする？お風呂にする？
それともア・ラ・ン？とか言って一緒に映画観てくれる人いないかな〜
はぁーもう心臓がときめくのよね〜。
映画見終わった時、ニキビ一個消滅してるもん。

1920年代のローマ、ファシズム台頭の時代でアランドロン演じるユリスは除隊となり
何も分からぬままファシストの黒シャツ隊に入隊。
反ファシストがいる印刷所の調査に向かうが、
ひょんなことからその印刷所で働くことになりそこの娘フランカに恋をして…

アランドロンがちょっとアホくてかわええ！！
フランカのスカートの中を覗こうとしたりどさくさに紛れて抱きついたりキスしようとしたり（笑）
家族みんなで屋根裏に住むおじいちゃんのお風呂大作戦！
いつの時代もどこの国も汚い靴下は指はちょびっとだけしか触らないんだね（笑）
乳母車を押して爆走するアランドロン。凱旋門爆発。
ファシズムやアナーキストとかが焦点だけどコメディ！！
健康的で人間臭いアランドロンが見れるなんて〜。
フランカを見つけた途端、走ってニコって中学生かよ〜好き〜。
またフランカがリスみたいで可愛いんだよねぇ〜。
何回も出てくる言葉は自由。
自由って何だ？自由、自由。
自由は骨の隋にある…
自由に私は生きているのか？
ルネクレマンが伝えたかっことは？
他にレビューがないから是非とも色んな方に観ていただいて教えてもらいたい…(´･_･`)
アランドロン好きだなぁ…