黒いチューリップの作品情報・感想・評価

「黒いチューリップ」に投稿された感想・評価

一休

一休の感想・評価

5.0
アラン・ドロンが、映画界に入りたての頃、美男子役ばかり付いて、それはそれで人気が出たんだが、本人は「このままでは、すぐに潰れてしまう!」と思ったそうだ。
そこで、フランス映画界の重鎮、ジャン・ギャバンに「自分はどうしたらいいでしょう?」とお伺いをたてたところ、「君みたいな良い男過ぎる役者は、常に死んでしまう役をやりなさい。」と言われ、そういう役をやらせてもらう作品を選んで出たのが、アラン・ドロンの演技力も認められた傑作【太陽がいっぱい】だった。
その【太陽がいっぱい】は、評論家によっては「ゲイの心情を扱った映画だった。」と評されたのだが、その数年後に、まさしくゲイ的雰囲気を持った役を演じたのが、この【黒いチューリップ】であった。
アレクサンドル・ドュマの原作を元に、大幅な脚色をして、革命前のフランスで、民衆の意に沿う怪盗と、それを捕えんとする貴族、また怪盗の弟が織りなす軽快なアクションが映画の魅せ所だ。
しかも一人二役で、兄弟を演じ、見事な剣さばきとアクションまで披露するとは、アラン・ドロンの演技の広がりはこの作品から始まったとも言えるだろう。
よっぽどこの作品が気に入っていたのか、10年後に【アラン・ドロンのゾロ】で、やはり剣さばきとアクションで魅せる作品に出て、そっちの方が作品も音楽も有名なのだが、オイラ的にはこの【黒いチューリップ】の一人二役をお薦めしたい一休なのであった。
Megumi

Megumiの感想・評価

3.0
アランドロンが一人二役なんてひたすら目の保養でしかない。けど脚本とかはやっぱり微妙。
アラン・ドロンが出て、はみ出し者としての性格と正義としての性格に分裂してた性格が一つになって貴族主義を終わらせにいくってだけの映画だった。
11月8日は映画史に燦然と輝く生きた伝説アラン・ドロン様の82歳のお誕生日!
おめでとうございます!

フランス革命前夜の活劇をコメディタッチで送るこのフレンチ剣戟映画「黒いチューリップ」では、ドロン様が一人二役を担当。

"黒いチューリップ"を名乗る義賊をアラン・ドロンが快活に演じ、しかもギヨームとジュリアンという二人の兄弟を演じ分けています。
同じ男前が一つの画面で共演する贅沢さ、そしてその合成技術には目を見張るものがあります。

貴族でありながらも民衆のために"黒いチューリップ"と化して革命に勤しむ姿。
超絶セクシーで反逆的なカッコ良さを醸し出すギヨーム、純粋で勇敢で愛に一筋なジュリアン。
どちらのドロン様も素敵であります。

愛馬ヴォルテールの愛らしさと名演技も見所。

撮影監督は名匠アンリ・ドカであり、彼はその後同じく"革命"をテーマにしたフランス娯楽史劇「ビバ!マリア」でも辣腕を振るっています。
本作はベルモンド主演「大盗賊」と双璧を成すフレンチ剣戟映画の傑作と云えるでしょう。

次回作で俳優業の引退を宣言したドロン様ですが、是非とも有終の美を飾っていつまでも長生きしていただきたいものです。

あと年末には怒涛のドロン作品Blu-ray化が展開されるので色々とヤバいです。
フランス革命が勃発する時代に義賊「黒いチューリップ」が活躍するドタバタ活劇。

野性的で逞しい兄と生真面目でちょっと女々しい弟という双子の兄弟をアラン・ドロンが巧みに演じ分けています。

弟が段々と兄のように逞しく成長していく姿も良いですね。

1作品で2人のアラン・ドロンが堪能できる素晴らしい作品です。

愛馬のヴォルテールの活躍も見所。
元気なアランドロンは見られる楽しい活劇

アランドロン祭りその3ぐらい。俳優出演作、まとめて見るのが好きでまたまたフランス映画ございます。

ストーリー:時はフランス革命前夜。国外逃亡を図る貴族を狙って襲っていた「黒いチューリップ」こと3流貴族のギヨーム。(ドロン) ある時、護衛隊に顔をきられてしまい傷を負ったことから、双子の弟ジュリアン(ドロンの2役)に自分のふりをして生活させる。ところがこのジュリアン、ギヨームと比べるとやや「草食系」で夢想主義者。さて、この双子の運命は...といったところ。

話としてはフランス革命前を舞台にに、アランドロンカッコいい貴族風ちゃんばらがみられる楽しく軽い話です。
肉体派の兄とは対照的にちょっと頼りない弟。でも、アランドロンの演じ分けがなかなかよかったです。
今作のMVPはギヨームの愛馬、芦毛のヴォルテール号でしょう。乗り手もいないのにあの躍動感は感心します。(しかも勝手に放馬した感じでもなく。)

まるで少女漫画のプリンス並みにキラキラしていりドロン様もいいですが、今回はガールフレンドのお父さんのキャラがよかったなー。
...DVDのジャンル分け、西部劇って書いてあったけど、アメリカ舞台でありません...
みなみ

みなみの感想・評価

3.5
美しいアランドロンが見たいがために鑑賞。
豪快で野性味溢れる双子の兄ギヨームと、純粋で真面目な弟ジュリアン。
この2人の演じ分けが大変素晴らしかった。
声のトーン、表情、動き方まで別人に生まれ変わるアランドロンの演技力に見惚れる。
アクションも軽快だし、暴れまわる馬の上でも難なく演技をこなす……完璧か…!

序盤でギョームの顔につけられた大きな傷。
これがまたアランドロンの美しさを際立てているな〜〜って感じ。

お話としては思っていたよりコメディ色が強くて、愉快な冒険活劇って感じ。
悪役ポジションの憲兵体調がしぶとくてしぶとくてこれがまた笑える。
すごいムカつくんだけど心のどこかで「めげるな、頑張れ 笑」と言いたくなってしまうな〜〜。

ギヨームとジュリアンの合言葉的な口笛とか、ラストとか、兄弟愛万歳…!
あとギヨームの愛馬ヴォルテールも、ギヨーム宅のメイドさんもとてもかわいかった!
2017年 1本目
ブルーレイ。日本語吹替
声の出演:野沢那智/武藤礼子
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.3
若い頃のアラン・ドロン超かっけええ草刈正雄とか目じゃない。睨まれただけで心臓発作おこしそう。一人二役はあんまり効いてない気しかしないが確かに愉快な冒険活劇

このレビューはネタバレを含みます

フランス革命直前あたりの話。
「黒いチューリップ」という洒落た名前の義賊が市民から英雄視され、貴族や軍がそれをとっちめたいと思っている、という大筋。

その義賊をアランドロンがやってるんだけど、このアランドロンの役、一人二役で、演じ分けがすごい。義賊のフリをして秘密裏にぐいぐいやってた豪快で頭の切れる双子の兄ギヨームと、普通に暮らしてた真面目で正義感の強いその弟ジュリアンがひょんなことから入れ替わるんだけど…って話で。このアランドロン、まじで別人みたいだった。ストーリーは、とんとん進むんだけど、古い映画のテンポに慣れてない人はなれるまで時間かかるかも。

あとさ、ギヨーム(弟)が俺が黒いチューリップって告白したあとの、殿下、潔くて…でもなんか…いや、、、すごくない?拉致されて死刑宣告されたのに。
父親「諸君、黒いチューリップと最後の犠牲者に、乾杯」
殿下「最期となる日だ 忘れんぞ。生と死を祝して乾杯」
この場面のカロたちと、殿下との光の入り方の対比が綺麗。あ、あとカロが本当美人で凛々しくて、チャーミングで良かった。剣で戦うところなんか本当最高にかっこよかった。

は〜〜でもさ、ギヨームが助けに来てくれるところ良かったんだけど、その後のシーンつらかった…普通にこのあと助けにくるのかと思ってたら、そのまま絞首刑になって……ギヨームの兄貴!!!って思った。
兄ギヨームの時のアランドロンの破天荒な演技、最高に魅力的だったし、弟ジュリアンがどんどん成長していく感じもよかった。

あとなんか、む?!意見が合わん!ってなったとき、サッと剣をぬいて決闘になるシーンけっこう好きだった笑 まじの決闘だし、なんか潔くてよかった笑
>|