夫・隆之が定年退職し、夫婦ふたりで平穏な生活を送っていた敏子。だが、ある日突然、隆之が心臓麻痺で亡くなってしまう。葬儀の日、隆之の携帯電話に伊藤という女性から電話が掛かってくる。隆之の死を…
>>続きを読む「みんな月でした。がまんの限界です。さようなら」ある日、そんな謎だらけの手紙を残して妻が失踪した。橋梁設計士の諏訪は冴えない四十男。すべてを失った諏訪は、チンピラの義弟、彼を愛するソープ嬢…
>>続きを読む芸者上りの倉橋きんは、今は色恋よりも金が第一。昔の芸者仲間などを相手に金貸しをやっている。ある時、若い頃にきんと燃え上がるような恋をした男から会いたいという手紙が届く。美しく化粧をして相手…
>>続きを読む「彼女が夫を殺したのは間違いない。」10人のうち10人までもが確信する鬼塚球磨子の有罪。だが心証的にはまっ黒でも、何一つ物的証拠がない。果たして検察は、世間は、彼女の罪を立証できるのか。そ…
>>続きを読む妻が野崎組のチンピラに和姦されて自殺した外山正道。亡き妻との約束を果たそうと宝石店に立ち寄った彼は、宝石強盗の現場に居合わせる。しかし、偶然そこにいた5人の女性たちが成り行きで時価10億円…
>>続きを読む古びた鏡に向かって化粧をしている男がいる。その男―板根藤吉。丹念に眉墨を塗り、鳥打帽を真深に被って、まるで他人のような自分の顔をまじまじと見つめる・・・・・・。卑小な人間欲望の切なさといら…
>>続きを読む「冥土の土産におじいちゃんと寝てあげてくれない?」ある日、ヘルパーのサワは派遣先の家族から、おじいちゃんと一晩過ごしてくれという依頼を受ける。しかもその当日、予期せぬ大事件に巻き込まれた彼…
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