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黒薔薇の館
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『黒薔薇の館』に投稿された感想・評価

8月1日は時代劇スター阪東妻三郎の三男坊でもある田村正和さんの74歳のお誕生日です。
おめでとうございます!

あの古畑任三郎もどんどん歳をとっていくんですね。

その田村正和が25歳の時、当時33歳の丸山明宏と共演した異色のデカダンス映画「黒薔薇の館」

もともと東映で干されていた深作欣二監督が松竹に出向き、丸山明宏主演の「黒蜥蜴」がヒットしたことで実現した姉妹編のオリジナル作品。
残念ながら本作もVHS以降は国内のソフト化がされていません。

昭和の懐かしさと60年代のゴシック様式が組み合わさり、その独特な雰囲気の中で「真実の愛」の探求仕合いが展開されます。

高級会員制クラブ「黒薔薇の館」に現れる謎の女・藤尾竜子を丸山明宏が妖麗に演じ、その官能的な立ち振舞いに魅了される男たち。
真実の愛によってのみ、彼女の持つ黒薔薇は赤く染まるという。

竜子の夫を名乗る考古学者・西村晃がSMプレイでヒャッハー!ってなってたり、内田良平とジョー山中がナイフで決闘したり、大富豪・小沢栄太郎の情婦になったりする怒濤の前半戦!

そして折り返し後半からやっと姿を現す小沢栄太郎の可愛いドラ息子・田村正和。
60年代当時の若者のニヒリズムを一手に背負う彼は青二才全開で、ウブで強がりで、愛に飢えてる姿がかなりハマってます。
この妖婦と青年の愛が行き着く先とは…。

「黒蜥蜴」はオーブリー・ビアズリーですが、本作ではミュシャを大々的にフィーチャーしています。
撮影監督は小津安二郎と共に松竹を支えた名匠・川又昂。
深作初期作品からの常連である室田日出男、曽根晴美も松竹に見参!

本作の為に書き下ろした丸山明宏作詞作曲の「愛のボレロ」も大変素晴らしい出来です。

あと田村正和の特別ドラマ「眠狂四郎 The Final」の放送が凄く待ち遠しい。
3.0
美輪明宏は美しいけど正直どの会社のトップ看板女優にでも置換え可能。美輪明宏だからこそというキャスティングの説得力なし。だって始終"女性"役..黒蜥蜴みたいな変装ないし…で他キャストが壮絶楽しい。室田日出男ボンボン!西村晃がSMプレイにはまっちゃったおっさん!!
川津祐介はいつも通りプッツン、田村正和が例によって安い演技、小沢栄太郎がひとりまともにドラマを背負ってますが何やってんだか。松岡きっこは可愛い。一応美輪明宏をかばうと、唄で魅了するファムファタールって設定なんでシャンソン歌手って意味では確かにこの人しかいない。でもねえ…
横尾忠則の題字はさすがに面白いけど深作欣二カラーフィルタ使いすぎ。
上流階級の人々が集うサロンを経営している資産家の男(小沢栄太郎)が、黒薔薇を片手にしている、謎多き美女(丸山明宏)に吸い寄せられてしまう。ファム・ファタールの系譜を描いている、ラブ・サスペンス。

前半部は、丸山明宏に魅入られた男たちが過去を顧みていく展開。後半部は、ニヒリストとなった資産家の息子(田村正和)が接触して、愛とは何かを諭される展開。丸山明宏は「黒蜥蜴」を継承したキャラ付けになっており、舞台劇の演出が取り入れられている。

「男を狂わせてしまう魔性の女」と「危険だと知りながら接触してしまう男」の、情念の物語。女の上書きの人生(黒薔薇が暗喩になっている?)を含ませながら、「ふたりにとってのハッピーエンド」を着地点としていくシナリオ展開。

田村正和が厭人家となった動機付けが貧弱であり、叙情的な展開にイマイチ乗り切れない部分があるけれども、丸山明宏の役者力を楽しむための作品としては、これでオーケー。当時の丸山明宏は、ヒンズー教の神様の絵にそっくり。

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