曠原の志士の作品情報・感想・評価

『曠原の志士』に投稿された感想・評価

4.0
最初の赤い河のような牛の大群やマキノ走りのような勢いの開拓レースも凄いけど、寝癖を切った髪をそっと隠すヒロインの手元のアップに感動した。

サイレント期の西部劇のスター、ウィリアム・S・ハートの最後の作品らしぃ。日本で言うとアラカンみたいなものか(顔の系統もなんか近い)。
それはそうと傑作ですよ。ロン・ハワード『遥かなる大地へ』に連なる…

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ロン・ハワードはこれも観ていたのだろう。「遥かなる大地へ」のレース描写は寧ろこっちを真似たに違いない。
4.0

開拓レースの迫力やべぇし、ここが核ではないという構造も凄い(シマロンとえらい違いだ)。悪党どもの軟禁から簡単に脱出し、ヒロインのもとへ向かうが誤解を残したまま去っていく姿は10年代から変わってない。…

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cil
4.5
開拓時代の終焉。序盤でヒロインにかかった投げ縄はクライマックスで悪党を捕え、流浪の末に男を再び彼女のもとへ吸引する赤い糸となる。

ハリウッド草創期の西部劇の大スター、ウィリアム・S・ハートが自主制作した、最後の映画であり最高傑作。原題は「tumbleweeds(回転草)」。※邦題の「曠原(こうげん)」は「広原」と同意。

18…

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西部劇のスター、ウィリアム・S・ハート最後の主演作。西部のフロンティアの終結と彼のカウボーイ役者としてのキャリアの終わりが重ね合わされているところが切ない。

話は相変わらず。それまで自由気ままに生…

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