オープニングの赤い月夜が不穏な空気を出して良い感じ
だけど音楽のセンスは自分には合わない
ナスターシャ・キンスキー美しくて神々しい
映像も美しく特に夜のシーンはキレイ
でも肝心のストーリーがイマイチ
ナスターシャ・キンスキーのプロモーションビデオみたい

原作デビッド・グーディスの小説、監督ジャン＝ジャック・ベネックスによる、現実と幻想が入り混じった極上のサスペンスは見応えがある。

本作では、美男美女2大スター（ジェラルド・ドパルデュー＆ナスターシャ・キンスキー）が共演。ジェラルド・ドパルデューはライアン・ゴズリングにちょっとに似ているナイスガイ、ナスキンは神秘的な美貌のピークに達している。

これまで青の画が強いベネックスの2作品だったが、本作ではさまざまな赤が印象に残る。

その貫かれた美意識、色彩感覚、魅入って虜になる撮影は、フィリップ・ルースロ。

彩りに華を添える音楽ももちろん素晴らしく、ガブリエル・ヤーレによるもの。

妹の凄惨な死に取り憑かれたドパルデューがまるで彼女の生き写しの様なナスターシャ・キンスキーと出会う事によりその呪いから解かれるってだけの話をめちゃくちゃ勿体ぶってやっている…。話も全然面白く無いし、ナルシシスティックな映像が全く好みじゃなかった。完全にnot for me案件。