都会という港の作品情報・感想・評価

「都会という港」に投稿された感想・評価

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csmの感想・評価

4.5
家業の金策に走り回る姉と家出して男に金ヅルにされるクラブ歌手の妹の二役を演じるお富士さんと、ただただ顔がデカい(長い)興信所の菅原謙次と、坊ちゃん絵描きの敬三さん。恐ろしいほど人の気持ちがわからないケンジのいつものやつ。最後にデパートからかかってきた電話に応じるお富士さんが素晴らしいし、小川虎之助しょーもないオヤジだけどいるだけでかわいい。平日の空いてるヴェーラでみる至福の映画。カルピスカルピス。
最後のお姉ちゃんの山本富士子がいじらしくってかわいいっ!
艶っぽい役も好きだけど、ちゃきちゃき富士子ちゃんも好きだなぁ。
いつ見ても川崎敬三はイケメン。
お富士さんは、苦しい実家の商売を切り盛りする姉と、かけ落ちした妹の二役を演じる。
美術とロケの場所がすごく良くて、アグファカラーの色合いも美しい。お富士さんは大阪の女性らしくて良かった(「夜の河」みたいな京女とは違うと思う)。お話も姉と妹のエピソードが交互に展開するので飽きない。

菅原謙二はいまひとつ何を考えてるのか分からない感じが役に合ってる。クライマックスでは、さすがに気持ちが込もったところを見せてくれるのかと思ったら、その選択にええーとなった。あれじゃないと、あの人がかわいそうだから仕方ないのだろうけど。

「大輪の花のように 女優・山本富士子」@シネマヴェーラ渋谷
菅原謙次という俳優から想起される「気は良いが、デリカシーにかける男前キャラ」を10倍くらいデフォルメしたら、とんだサイコパスが爆誕するんだ…という学び。

そんな失礼な人っている!????

女子高生くらい危なっかしい。


と、思いつつ菅原謙次だから仕方ないな…という謎の理論で己を諭す。

島耕二のストレンジ演出は、今回このキャラに集約されたように感じました。
最後の最後まで一貫して強烈。
私だけかな…
(くどいようですが菅原謙次は好き)

もう一回観て考えたい。
大阪で布問屋を営む沢田商店のとうさん山本富士子が主人公
沢田商店は近年店が傾いており、老いぼれただんさん小川虎之助は頼りにならないので、お富士さんが東京、名古屋と駆けずり回ってのお金の工面で苦労している
その上3年前にワルの品川隆二と東京へ駆け落ちした妹こいさん(山本富士子の2役)を探し続けている
そんな状況で知り合った東京の興信所に勤める菅原謙次が深く関わるようになる、、、

まあ、、、スター映画だなーって
山本富士子が2役やる必要がよくわからない、双子の姉妹ってことなの?
でも2役出来るって時点でやっぱりスターですよね、山本富士子の2役って他にも何作かあるし、当時の人気ぶり?の現れなのかなと思う

ストーリー自体はまあそれなりって感じ、ラストもちょっと、、、色々とうーんって感じがする
菅原謙次のプロポーズに見てるほうも姉お富士さんと同じく、来たわね!ってワクテカしてるところで、、、まさかの妹お富士さんの方ですか!と
でもあそこで涙を堪える姉お富士さんの演技良かったなー、そして関西弁の巧みさ!ラストのテンション高く喋り続けるシーンは凄かった!あんたは浪花千栄子か!ってくらいコテコテで、それがまた良かったなー

お富士さんて大阪出身なんですねー、京マチ子はどんな映画でもそんなイントネーションだからすぐ分かるけど、山本富士子って普通に標準語な作品も多いよね?

見事なまでに関西弁づくしの映画なので、そっちの勉強にもなりました
最初とうさん?父さん?変な呼び方と思ってたら嬢さんでとうさんなんですね!で、妹の方はこいさん
この辺のワード知らなかったわー、なんか深いですねー

とにかく山本富士子の関西弁が見事な映画!うまく文章で表現出来ないけど、とても魅力的で、そんな山本富士子を堪能する作品です
神

神の感想・評価

3.3
長女山本富士子が頑張りすぎ!小川虎之助が長女富士子を頼りすぎ!川崎敬三も微力すぎ!山茶花究いやらし過ぎ!杉田康は出番が短かすぎ!次女富士子は弱すぎ!そして菅原謙次のあの結論!ダメ男ばっかりだな、おい!