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山の王者
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『山の王者』に投稿された感想・評価

lemmon
3.0
権力にも揺るがない山の男。
街がフランスに制圧され武器を奪われるしかない中でも、屈せず狩猟に励む。

街には恋人がいるが、
彼を狙う妖艶な女の存在、、、。

シラフだと惑わされない男(女が家から追い出されるシーンは吹いたよ🤣)も、酒は飲んでも飲まれるな、か。

妖艶女のかあちゃんの存在強烈😱。

これは思っていたより面白くなかったかなあ。ルビッチなので期待値高すぎたこともあるかも。後半に悲恋を盛り上げる展開の持っていき方とかは素敵で、見どころはあった。

ジョンバリモアは50歳近くだったようだが、若々しかった。口髭にスーツのイメージが強く、勇ましさはあまり感じなかったかなあ。
3.5
ルビッチらしからぬ宗教的な話で、原題通りの超絶メロドラマ。初期の成瀬くらいカット頭にズームを多用しているが、猛吹雪の中男女が再会するシーンではロングから一気に寄り、机をひっくり返すシーンはズームアウトするなど相対化して使っている。

チャイム/扉を叩く手は客人を、顔へのズームは情動を意味し、メイドが立てかける銃だけで誰が来たのか分かる簡潔さ。自ら雪崩の中に踏み込んでいくラストは壮絶。
あとジャネット・マクドナルドがよく見せる、胸元が極端に収縮する動きが妙にエロチック。
すえ
4.3
記録

【吹雪】

フィルムで。サウンド・オン・ディスク/サウンド・オン・フィルムで公開されたサイレント末期/トーキー初期ごろの作品。今回はサイレントで鳥飼りょうさんの伴奏付き。

宗教色が色濃いラストはやや気になるが、『山の王者』という邦題に反し『ETERNAL LOVE』という原題通りのメロドラマが展開される。『テンペスト』で見せたジョン・バリモアとカミラ・ホルンの共演が再び、眉目秀麗な両者が見せる好演には目を瞠る。特にプリントも相まってカミラ・ホルンが人形のように白く浮かび上がり、余りにも美しい。

情事を男の顔面からパンし、女の仮面を捉えるショットだけで表象する。また山中での銃撃も、最後の発砲を描写することなく省略して表象してみせる。この描写せずに表象するタッチは見事。

サイレント映画では砂塵や硝煙という煙状の被写体が捉えられることは多いが、吹雪はあまり見ることがないんじゃないかと思う。それが作為的であるに関わらず、吹雪や雪崩のショットが挿入されることで我々のリアリズムへの欲望は充足を覚える(フラハティを既に見てしまっているからもあるかもしれない)。

(仮初の)時間と愛の堆積を一挙に否定する夫婦の切り返しが素晴らしい、その切り返し一発で本当の愛がどこに在るのか悟ってしまう。

また、敵意に満ちた顔面の連続、私刑的主題、民衆の暴走といった箇所ではドイツ映画の系譜も感じ取れるし、スペクタクル的にも見応えがあった。

一箇素晴らしいズームアウトがあり、直後のちゃぶ台返しよりも驚きがあった。ズームインが多用されていた中での効果は凄まじい。

2025,78本目(劇場29本目)8/3 プラネットプラスワン

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