20241013-183
原題:Underworld (1927)
監督:ジョセフ・フォン・スタンバーグ
原作:ベン・ヘクト
脚本:ロバート・N・リー、チャールズ・ファースマン
強盗”ブル”ウィ…
パーティでクライヴ・ブルックに酒を飲まないでと請うイヴリン・ブレントの目の光が凄い。ググッと接近するクローズアップ。
ラスト、愛と友情に目覚めたバンクロフトだけ単独ショットになるのが切ない…。一緒に…
狂乱のパーティーの際の顔顔顔な怒涛の編集が楽しい。
ブルがライバルを射殺して即次のカットで判決が下される繋ぎもたまらない。
終盤は影と扉の映画になる。
隠し部屋の扉がスーッと開いていく無人のカットも…
反社界勢力を描いた最初期の映画との触れ込みを聞き、鑑賞したのだが、まあ普通に面白い映画だった。
1927 年というと、アメリカは禁酒法の時代で、密造酒でボロ儲けしていたマフィアが全盛の時代を捉えた、…
ショットの連鎖だけで充分に物語を展開させるってこういうことかと。
その分過剰なほどに演劇的なところもある。
その後トーキーが生まれて無声映画の良さとトーキーならではの演出がなされていくことが良くわか…
「世界初のギャング映画」という枕詞が無くとも素晴らしい。固定カメラだからこそ人物が生きる。
影の揺らぎ。これぞギャング。ゴッドファーザーも影に色気があるが、その源流と言える。
『Under Wo…