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古都憂愁 姉いもうと
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『古都憂愁 姉いもうと』に投稿された感想・評価

「座頭市」や「剣」三部作、後年は「子連れ狼」シリーズなどで名を馳せる三隅研次だが、素晴らしい女性映画も撮っていて、これもその1本!

戦中から戦後の京都を舞台に、仲がこじれた姉妹(藤村志保と若柳菊)が周囲の助けを借りて関係を修復していく話。

但しここでの主演はどちらかというと姉妹を支える八千草薫。映画は彼女の舞で始まり舞で終わる。
足袋を脱ぐのもやはり八千草薫…

京都の美しい風景や素晴らしい屋内のセットがビシバシと決められた構図で切り取られてゆく…

藤村志保のやることがいちいち「何やってんねん。」という感じなのだが、それがなぜかやはりとても可愛らしい。酔って足元が危うくなりながら長唄を唄う場面など最高。
「なみだ川」と並んで藤村志保の代表作だと思う。

【大映女優祭】より
小
3.5
角川シネマ新宿の「大映女優祭」での上映。「座頭市」シリーズや「剣」三部作、「眠狂四郎」シリーズなどが代表作ということは知ってはいたけれど、三隈研次監督作が見たくて鑑賞。

構図とか陰影にこだわった映像美が特徴なのかな。自分の鑑賞眼ではよく味わうことができず、今回はとりあえず経験のため見てみただけにとどまったけれど、映像は凛とした空気感を感じ、印象に残ったかな。

一人の男を巡ってこじれた姉と妹の関係を、作家の先生と彼が京都での常宿としている旅館の女将が仲裁する話。三隅監督作品でなければ見ることはなかったであろうメロドラマ。

姉妹がもめる原因となった男は妹の婚約者。彼がゲスで、酒飲みで結婚に失敗した姉は心のスキを突かれる。姉妹の後見人になっている親戚筋の“にいさん”がナカナカの頑固者で、仲違いした姉妹をすんなりと元に戻してくれそうもない。仲裁役の女将は作家の先生の力を借りて、“にいさん”に納得してもらうため、賭けに出る。

見ているときは知らなかったけれどググッたら、ある女優さんは、さるお方の令嬢で、大人の事情によるキャスティングみたいな感じ。そのためかネットでは演技が下手みたいなことになっていたけれど、意識していなかったからか、下手と思うほどに感じなかったかな。

ただ、思い返してみると印象が薄い。後の役者さんはクッキリと記憶に残っているのだけれど、その方はボンヤリしているんだよねー。自信を持って演技していなかった、ということなのかもしれない。

三隅監督作品については、2018年4~5月の「大映男優祭」で代表作の上映があるので、その時に改めて見ようかと。

●物語(50%×3.0):1.50
・つまらなくはないけれど、好みではない。

●演技、演出(30%×4.0):1.20
・大人の事情はさておき、演技に引っ張ってもらった感じ。八千草薫さんの京舞も見どころ。

●画、音、音楽(20%×4.0):0.80
・美しいものの、ストーリーに比べオーバースペックかもね。
3.5
お話は実質的な主役の藤村志保も婚約者がいるのにその姉の藤村と寝てしまう長谷川明男も全く共感も同情も出来ないし中盤の駆け落ちも「何でだ」と見ているこちらが頭を抱えそうになったけれど、そんな寝取り姉と寝取られ妹によるしょうもないドラマを映像の美しさと寺社を『京都買います』に匹敵するくらい風情をもって捉えた京都ロケと顔のショットの効果的な使い方と緊張感のある演出で見ごたえ充分な作品へ昇華させてしまう三隅研次監督は凄い。そして藤村や妹役の菊ひろ子から「かあさん」と呼ばれる八千草薫の圧倒的な存在感、別段好きな女優ではないのだけれど主人公たちのことを心配して仲を取り持とうとする彼女の飄々としていながら気品のある姿と宝塚での経験が生かされた舞踊の美しさ(『ガス人間』での経験も大きいのかも)が作品を引き締めてなおかつ作品の芯となったと言っても過言ではない。

姉妹を見守る傍観者ポジションの船越英二や藤岡琢也といった大人サイドが魅力的に描かれているのも特徴、いつものコミカルさを控えめに料亭の主人を渋く演じるフジタクの姿は後年の代表作『渡る世間は鬼ばかり』の大吉の面影がチラリと。姉妹が経営する料理店で下働きする大人しそうで自分の意見をズバズバ言ってくるも実は誰よりも姉妹を心配する伊藤栄子もいい味、後年三隅と仕事をした『必殺仕置人』の『人間のクズやおはらい』での本当に子供を殺されて放心したとしか思えない演技を見ていると更に味わい深い。

オープニングタイトルの背景に登場する彩りのみならず拵えにもさりげなく細かく気を配った食器の数々がプロフェッショナルの映画であることを想起させる、そんな出てくる料理や踊り、京都の家、舞台となる戦時中から戦後の風俗にまで細かくこだわった作品の最後がプロの出発を象徴する店の拵え物で終わるのは当然。

料理がテーマの一つなだけに後半は『美味しんぼ』や『味いちもんめ』みたいな食で藤村志保の今後を見据えるという展開になっていた。そう言えば藤岡琢也も気のせいか京極さんに見えてきたような。

藤村志保は役柄が良くないので損しているけれど、へべれけに酔っぱらいながら唄を見事に披露する場面の演技は良かった。

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