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雑居家族
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『雑居家族』に投稿された感想・評価

めー
-
お人好しな夫婦が血のつながっていない三人の子供を育てる
そこにひょろうろくと浜ちゃんという人物が外から入ってきてめちゃくちゃ掻き乱すんだけど、この2人がかなりうざったくて効く〜笑
女流作家の轟夕起子が神経質なのにお人好しな性格がよく表れてた
程良い感じにおさまって面白かった
たく
3.6
子のできない女流作家が他人の子を引き取って我が子のように育てる姿を軸に、家族と周辺人物との人間臭い交流を描く久松静児監督の1956年作品。家族全員がお人好しであるのを良いことに、その善意に付け込んでくる人物たちの存在が鬱陶しい。それが日本人の美徳のように描かれるのが大らかな時代を感じさせると共に、若干の違和感もあった。本作で描かれる日本は戦後復興期のまだ貧乏な時代で、一週回って貧乏となった現在の日本の若い人が本作を観たらどう感じるのか興味が沸く。久松監督といえば「警察日記」(1955年)で母子の情愛をしみじみ描いてて、本作の母親の無償の愛に通ずるものがある。

女流作家の小森安江は詩人の夫と3人の子どもと暮らしており、実家にうんざりして家を飛び出た姪が転がり込んでくる。そこに義兄の兵六が加わって賑やかな様子が描かれ、回想パートでこの家族が現在に至る事情が明かされていく展開に引き込まれる。序盤で安江が音枝にぞんざいな態度を取ってて、音枝は家政婦なのかと思ってたら、回想シーンで兵六が取引先の子として安江に押し付けた孤児であることが分かって驚く。安江は一見すると冷たく愛想のない人物に見えて、実は他人の子を引き取ることを断れないお人好しであり、夫も音江も幼い夏樹も皆な同じくお人好しなのがヤキモキさせられた。

冒頭で好々爺に見えた兵六が実はやっかいな人物で、音枝を安江に押し付けたまま放置する無責任さに始まり、金欠となって安江に金を何度も無心に来る厚かましさが胸糞悪い。もう一人、姪っ子の浜子が軽率な振る舞いで事態を引っ掻き回す人物として登場し、安江一家のお人好しぶりと対比される。この二人がダメ人間同士としてくっつくのが同類相哀れむという感じで、何だかんだで収まる所に収まる幕切れがほのぼのさせる。血のつながらない子を我が子のように育てるのが、ちょっと「万引き家族」に通ずる要素だった。

「姿三四郎」の轟夕起子が厳しい態度を見せつつも慈愛に満ちた役を見事に演じてて、新珠美千代のいかにも貞淑な雰囲気も当時の典型的な女性像を感じさせて上手い。伊藤雄之助の老若の演じ分けや、ちょっとエマ・ストーン似の左幸子のおてんばぶりも印象的。飯田蝶子のサバサバした感じは、やっぱりこういう脇役でこそ活きる。田中絹代が特別出演で、豪華キャストだったね。
☆☆☆★★★

原作は壺井栄だが未読。簡単に。

轟夕起子主演の(或る意味)母モノ映画。

女流作家の轟夕起子は、夫の織田政雄共々。自他共に認めるお人好し夫婦。
いつの間にか他人の子供を預かってしまう、その可笑しさ。

ここに、左幸子1人転がり込んで来るだけでも厄介なのに。気がつくと、好き勝手にやって来るのが伊藤雄之助。
もう作品の中での笑いどころの7〜8割位は、この伊藤雄之助が、再三再四と絡んで来るところ^_^
まさに怪演で、稀代の怪優伊藤雄之助ここにありと言うに相応しい!

左幸子は。現代に置き換えてもいそうな身勝手な感じで、映画の冒頭で登場する。
それが、自分の身に降りかかった事柄から悩みを抱え込む辺りから、感じ方が変わって来る。
初めの内は。轟夕起子が左幸子に対して叱責する言い分に、観客側は共感するのに。その事柄が判明し、更に追い討ちを掛ける叱責に。逆に轟夕起子に対して、観客側が苛々し始める様に脚本は構成されている様な気がして来た。
脚本は田中澄江。

長女役には新珠三千代。
伊藤・左に振り回されながらも、段々と増え続ける家族。絶えず苛々を募らせる轟夕起子(気持ちを落ち着かせる為に花を買うのが可笑しい)に変わり、この家族を底辺から支えている。
そんな彼女にも、悲しい悲恋に終わった過去が。
突如放り込んで来る空襲場面。
映画が公開された1956年は昭和31年。
《もはや戦後ではない》と言われた時代でも有る。
それだけにこの場面は。映画全編を通して観ても、かなり唐突と感じるのですが。原作未読の為に、元々描かれているのかは不明。ひょっとして、脚本家田中澄江がどうしても挿れたいと思っての事なのか?…も不明。

映画の中程では田中絹代が登場。
轟夕起子との2ショットは、映画フアンならば夢の様で。単なるゲスト出演的だったのは残念だったものの、感激しきり。

古い日本映画を観る際の楽しみとして、製作当時のロケーション場面で見られる風俗描写。
この作品の舞台となっているのが、都内近郊で小田急線沿線。
この家族の住む家の近くには、川が流れている事から、この川は多摩川だろうか?
そんな街並みの、現代との違いを見られるのが、また魅力の1つでも有る。

2018年11月16日 国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU / 旧 国立近代美術館フイルムセンター大ホール

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