赤ちゃんが絶対不幸になりそうな実母の下に渡っちゃったのでその分減点。
/田中絹代さん演じる弘子と上原謙演じる緒方は別れという不幸に見舞われまくって人との関わり合いに臆病になっていて、芥川比呂志さ…
五所平之助監督の観る
千住舞台。場所によって何本
にも見える「お化け煙突」近
辺に暮らす夫婦と下宿人の日
常が少し動く人間ドラマ
脚本 小国英雄 原作 椎名麟三
下町に暮らす裕福でない緒方夫婦…
実家にあったDVDから隠れた名作を探そうシリーズ③
足立区の千住桜木町あたりの東京電力の発電所の煙突角度によって、本数が違って見えるのでそう呼ばれていた。
僕も子どもの頃その名前は聞いていたような…
明け方の入水自殺未遂のシーンは雨月物語のような怪しさと美しさがあった。
芥川の音楽が時にはユーモア、時には抒情をプラスするアクセントになっていて印象に残る。
高峰演じる仙子がまさに仙人のような人生2…
名作。登場人物、みんなどこかに欠点があって、でもやっぱり愛もある。清濁合わせた様々な要素が混然と同居している。お化け煙突の本数がどこから見るかによって変わってしまうように、なにが正義かなんて誰にも分…
>>続きを読む【マヌケな上原謙】
おばけ煙突 戦災未亡人 お前はつまらんことにびっくりするね、35にもなるのに やかましくて嫌になるね 目覚まし時計がいらなくていいじゃない 奴たび 競輪 着物もたまにはいいね …
在りし日の「おばけ煙突」を本数が変わる様々な角度から見ることが出来る映像は貴重だ。また、戦後間もない昭和20年代の庶民の暮らしぶりも興味深い。
上原謙はまたしても最低男だった。女性は皆、それぞれの…
ベルリン国際映画祭で国際平和賞を受賞し海外での日本映画入賞の先駆けとなった、五所平之助監督の代表作。 原作はクリスチャン作家・椎名麟三の「無邪気な人々」(1952)。
終戦から7年程たった東京。千…