Jaya

ナイルの娘のJayaのネタバレレビュー・内容・結末

ナイルの娘(1987年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

シャオヤンら兄妹と兄シャオファンの不良仲間らとの青春群像劇のお話。これでもかというほどベタさでしたが、一周回ってクセになりそう。

装置としての「ナイルの娘」はさほど活用されず。引用こそすれ、同一視されるのは青春にありがちな擬似的な孤独で、今となってはちゃんちゃらおかしい。

意図してか、青空が一切映らなかったのがとても印象的。海のシーンにも何の爽快感もなく、鬱屈した心情のよう。

演技はかなりイマイチでした。なかでもサンの画にならなさが凄かったです。表情が全然キマらない。先生がお気に入りでした。あと30年前の稲川淳二みたいな人も気にかかりました。

確かに青春の様相を上手く描き出しているとは思うのですが、それが故に逆に浅く感じられて物足りない作品でした。
Jaya

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