時代は日本刀からピストルへ。一人過去に生きるシャオヤンにとって盗人である兄シャオファンと想い人サンは彼女の中にある大人や都市への不安と憧れ、妹シャオウェイと友人達は田舎や青春への郷愁。街の発展により…
>>続きを読むどうして人は盗みをはたらくのかということの根源にある、貧困のなかの切迫した状況と渇き。北野武のキッズリターンのようなヤクザ的な破滅の一面もありながら、当事者というよりも周辺にいる人たち(妹)の視点か…
>>続きを読むホウ・シャオシェン監督初期作品。都会の夏の夜が美しく切り取られていた。
不良の兄を持つヒロイン。みんなで花火したりバイクを乗ったり、好きな人ができたり。その当時の夏の思い出がとても詰まっていて、夏…
母は死別父は遠くにいて半グレの兄と小さな妹と共に暮らすハイティーンの娘に降りかかる不条理というか世間の冷たい風を定点カメラと穏やかなスコアによってなぜか美しく描かれる。
半グレにの抗争で銃弾が飛び…
監督:ホウシャオシェン
台湾の青春群青劇
シネマティックな夜景、街並みが美しい
・ナイルの娘とヒロインをなぞりながらモノローグで脚本が進む
・小津監督ばりの定点的なアングル
キャストの位置、配置など…
音楽と景色のマッチに陶酔するような気持ちよさがある。
マクロで見た街はネオンなど憧憬を抱くように綺麗だが、クローズアップすると澱んでいて。
集団の中に居ながらもどこかつながりより孤独感を強く感じるわ…