『グッド・ドクター 禁断のカルテ』
原題 The Good Doctor.
映倫区分 G.
製作年 2010年。上映時間 93分。
オーランド・ブルームが製作・主演し、若き研修医が自らの欲望におぼれて罪に手を染めていく姿を描いたサスペンス。
ダイアン役はエルビス・プレスリーの孫娘ライリー・キーオ。そのほかの共演にマイケル・ペーニャ、タラジ・P・ヘンソンら。

真面目な研修医のマーティンは、18歳の美しい患者ダイアンに尊敬され、信頼されることで医師として自信を深めていく。
やがて病気が回復したダイアンは退院することになるが、すでにダイアンに対して特別な感情を抱くようになっていたマーティンは、ひそかに薬を入れ替えて病気を再発させ、病院に引き留める。。。

大人が可愛い高校生を好きになって、薬いらって、また入院させて、その後、死なせちゃうかぁ。
わざと入院長引かせるのに悪化させちまったみたいやけど、なんぼなんでも、ロリコン、はたまたペドフェリアかな。
（ロリコン=ロリータ・コンプレックスの略称、：Lolita complex、とは、幼女・少女に対する（主に成人）男性の性的または恋愛的関心・性嗜好をいう。もう一つとしては、中年の男性が年の離れた少女を愛する、ウラジーミル・ナボコフの小説『ロリータ （Lolita）』に由来する。そして、その傾向がより危険な方向性に傾いてしまった危ない性癖を持った者をペドフェリアと称す：pedophiliaとは 特異な性欲の一つ、幼児・小児を対象とした性愛・性的嗜好をいう。 医学上の疾患分類である小児性愛を指して使われる場合と、日常語として広義に小児への性的嗜好を指して用いられる場合がある。）
ペドフェリア野郎が、好きな女の子を、病気を悪化させ、死なせてまうとこにこの映画の異常性が上手く描かれてる。
死んじまうのが想定外としても、彼女の日記を読まれたら困る様な事が書いてあるとは到底思えへん。
日記の為に、脅されて、薬を調達してやった。。。のは、どうかなぁ。
日記じゃなくて、何か彼女の治療をちゃんと行ってなかった何かを、見つけられちゃった。。。
って方が良かったかも。
せや、カッコイイ医者（わざと役作りでやろう、いけてへん風貌、髪型などでいらってみてても、やっぱ、オーランドブルームは相当カッコええし、それは隠せない）が、
たかが、あんな（失礼やけど）女子高生一人の為に、人生踏み外すかなぁ～。
モテモテやろ、こんないけとる医者ならー。
ポリスが自宅にやってきて、トイレで焦って日記をトイレに流したけど、流れず水が溢れてテンヤワンヤ、なぜか彼は窓から外に逃出、海へ行くものの、またその窓から必死で戻り。。。
って、おいおい、何分間、ポリさん待たせてんや。
怪しまれへんのかってっ。
医師は一般的に尊敬に値する存在と、まだ云える時代ではありますが、たまにクソ卑劣な奴もいます。
判断ミス、わざと間違った薬を処方して薬を長引かせる、医学的な理由をつけて患者に嫌がらせをするなどのケースはもはや珍しくはない。
あまり知識のない人は、一般的に医師の判断に屈して信じることを選んでしまう。
また、化学療法薬や抗生物質のように、副作用が他の問題を引き起こすようなひどい薬もある。
疑問があれば、必ず己で調べ、いろいろな医師のセカンドオピニオンを得ることが、医師にかかるとき、己を守れる最善策なんかな。
良くある医師が主人公の映画とは、今作品は違い、ダークな面も見せてくれる。
しかし、もう少し緊張感とユーモアが欲しかった。郊外に住む地獄のような家族との夕食のシーンは笑いを誘うには良かったかな。

オーランド・ブルームのくせに全然カッコよくない！っていう色んな意味で「戦慄」のサイコサスペンス♪

いかにも「僕ちん、人間関係苦手です・・・」な研修医が主人公とあって、まぁ、後先考えずに泥沼にハマっていくのが、とにかくヒヤヒヤもんなんですわｗ

重要な証拠品をポイポイその場にあるゴミ箱に捨てる！

これって、ほんま、致命的ですよね
いやー、追い詰められた人間は何をするか分からん・・・
アレをトイレに流すのには、絶句しましたわ

どう考えても、重要なものが何か足らん映画なんですけど、医者としても人間としても未熟な主人公だけに、脚本に於いてもそれを狙ってきてるなら、逆にスゴイなって思いますが、たぶん違いますね（コラ）

マイケル・ペーニャが大健闘してるのと
J・K・シモンズが、いつどこで見てもJ・K・シモンズなんで、フイてしまいます♪

かなり「運」に味方された感が残るんで、最後の「ドクター！」の響きも製作者の思惑ほどコチラに届いてはきません（ありゃりゃ）

これ、イライジャ・ウッドが抜群にハマりそう♪

オーランド・ブルームがカッコよくないって時点で、映画的には成功してても、観客的には「あちゃ〜」なんですよね・・・ｗ

• #ヤーロン・オーバック

優秀な研修医マーティン・ブレイク(オーランド・ブルーム)は、腎臓の感染症で入院してきた18歳の少女ダイアン(ライリー・キーオ)の担当をまかされる。マーティンは自分に絶対の尊敬と信頼を示してくれるダイアンと接するうちに、特別な思いを抱くようになる。その後ダイアンは順調に回復し、退院するのだが、その頃にはマーティンの医師としての熱意は狂気に代わっていた。マーティンはダイアンを取り戻すため、薬をすり替えて病気を再発させ、再入院した病室の点滴にも細工を施したのだ。「退院させない──。」マーティンの野望はやがて取り返しのつかない事態を引き起こし、警察が動き出す。しかし、周りからは熱心に看護する医者に見えていたマーティンは疑われること無く医師としてのキャリアを積んでゆく。そんな中、掃除係のジミー(マイケル・ペーニャ)がダイアンの日記を発見し、マーティンを脅迫しだす。マーティンは自分の罪を永遠に闇に葬るため、再び禁断の領域で神の手を振りかざす・・・。果たしてマーティンの完全犯罪は成功するのだろうか? 「パイレーツオブカリビアン」などで誠実なイケメンを演じてきたオーランドブルームだけに、僅かなミスや反抗的な看護婦に対する反感や同僚に対する対抗心や小悪魔的な患者に対する禁断の想いから破滅していくサイコな医師がよけいに不気味に見えます。薬や点滴のすり替えから徐々に医師の本分を踏み外していく過程が丁寧に描かれているので、じりじりするようなサスペンスと怖さが持続するサイコサスペンス映画の隠れた佳作です。