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ドグマのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

ドグマ(1999年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

神に背いて天界を追放された堕天使2人が主人公。彼らは地上で暮らしていたが、ある日ニュージャージーの教会が「その門をくぐればすべての罪が赦される」という100周年キャンペーンを始めたのを知り、教会を目指す。彼らが許されてしまえば彼らを罰した神の判断が過ちとなり世界そのものが消滅してしまう。キリストの末裔のヒロインは、堕天使たちが教会に入るのを阻止するよう命じられるのだが…という話。

若き日のベン アフレックとマッド デイモンの親友コンビが主演の痛快ブラックコメディ。2人ともこの頃は美青年!
おもろかった! でもヘンな映画。

信仰をこけ下ろすテーマなこともあり、冒頭に「あくまでギャグなので抗議とかしないでくださいね」みたいな長い注釈ナレーションがあって、そこから大爆笑(カモノハシ…)。テンション高めの低予算おバカ映画なのは間違いないのだが、細かい設定や宗教観に関する登場人物たちの皮肉めいた講釈が割としっかりしていて思わずうんうんと頷いてしまう。とは言え、キリスト教的にアウトな主張も多く、敬虔なキリスト教徒が見るとその神を題材にした軽快ながらも下品なジョークには耐えられないかもしれない。神の正体は物議をかもしそうだし、芸術の女神はストリッパーだし。ちなみにアクションはことごとくしょぼいが、前フリのうまさと盛り上げ方が秀逸(^^)。どちらかというとストーリー的にはヒロインが主役かなあ。脇役のボンクラコンビは続編の主役らしい。しかも喋んない方は本作の監督なのねー。
ラストはびっくり。神はジャイアンなのかな?

この映画の観る時の最大の注意点は、食事中は絶対にダメということ!
本当にダメだということ!
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