がい骨を配信している動画配信サービス

『がい骨』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

がい骨
動画配信は2025年11月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『がい骨』に投稿された感想・評価

Yuya
2.9
浮遊するドクロに吊り糸が見えちゃってもね ここは古臭いなんて言わず 敢えて古典的と思っておきたい
サディズム カルト教 偶像崇拝 呪い…
色んな要素を拡げ過ぎて ちょい回収不足感はあるけども…
ピーター・カッシングとクリストファー・リー共演ってだけで怪奇ハマー・フィルム好きには垂涎だって!
『シャイニング』やら『パラノーマル』などなど 後世のホラー作品の礎っぽいシーンを探すのも一興だよね
晩年ヒット映画出まくりのリーの渋甘声って 若い頃からなんだなぁ
「サイコ」(1959)のロバート・ブロック原作×「エレファント・マン」(1980)の撮影で有名なフレディ・フランシス監督のコラボ第一弾。英アミカスプロのホラー映画第二弾。DVD題「ザ・スカル サド侯爵の頭蓋骨」。

19世紀フランス。夜の墓場でマルキ・ド・サドの頭蓋骨を掘り起こす者がいた・・・。現代のイギリス。呪物収集家メイトランド(ピーター・カッシング)の元へ胡散臭い骨董商が頭蓋骨を持ち込む。「サド公爵のもの」という触れ込みにメイトランドは興味を持つが、本物という証拠がなく非常に高価なので保留する。この話をライバル収集家のフィリップス卿(クリストファー・リー)に話すと、実は彼の屋敷から盗まれた物だったことがわかる。フィリップス卿は「あの頭蓋骨には本物の呪いがかかっているから所有しない方が良い」と忠告するが。。。

ブロック脚本×フランシス監督の「The Psychopath」(1966)があまりにも好みだったので、同じコンビの前作を鑑賞。

これもかなり好みだった。コレクター独特の執着心を絶妙に描写し恐怖譚に昇華している。登場する呪物はいかにもコレクター心をくすぐるもの。自分が骨董玩具コレクターなので主人公には強い共感を憶えた。

コレクターの立場からレビューすると、本作は頭蓋骨の呪いを描いているのではなくコレクターのアイテムへの執着心を一種の呪いとして描いた作品と言える。現在の“推し活”が一種の信仰であるのと同様だ。オークションの場面で悪魔像に過剰入札したクリストファー・リーに、「なぜそれほど欲しがったんだ?」と尋ねた時の答え「よく分からん」は、実に的確にコレクター心理を表している。後になって「頭蓋骨の呪いで入札した」と告白するが、それは体のいい言い訳というものである。

同様に、ピーター・カッシングがクリストファー・リーを暴行し妻を刺そうとしたのも、呪いではなくコレクターの執着心がさせたものと解釈できる(骨董商の死は偶然?)。ライバル収集家と、コレクションに小言を言う妻への積年の思いが、究極のコレクターアイテムであるサドの頭蓋骨欲しさに爆発し暴走したのだ。

終盤は13分間に渡りピーター・カッシングのセリフなし一人芝居が続く。あれこそ一人で妄想して楽しむコレクターの姿の象徴と言える。ラスト、警察官が「この時代に呪い?」と一笑に付すが“執着心”という呪いは現在も存在している。

映像美術はフレディ・フランシス監督ならではの極上な仕上がり。骸骨からの主観ショットや呪物越しのカットなど良い画が多々あった。プロットは終盤長丁場の一人芝居で停滞する。コレクターである自分としては面白いシーンだったが、一般的に観た場合は中だるみのように感じられるかもしれない。

本作を観て重要なことに気付いた。ブロック原作脚本×フランシス監督の全三本は何れも耽美系コレクターを描いている。

「がい骨」(1965=呪物コレクター

「The Psychopath」(1966)=人形コレクター

「残酷の沼」(1967)=エドガー・アラン・ポーのコレクター

おそらく両者は何らかのコレクターなのだと思われる。自分が好みなのは必然だった。

ピーター・カッシングの部屋は澁澤龍彦の書斎のモデルのように見えた。澁澤が本作を観たかどうかは調べてみたが不明。“人間の皮”で出来た本は、昨年大分県に旅した時に“書肆ゲンシシャ”で触らせてもらった。その本は聖書だった。


※アミカスプロのホラー映画第一弾は同じくフレディ・フランシス監督による「テラー博士の恐怖」(1964)。
懐かしの深夜SF&ホラー劇場シリーズより
DVD題「ザ・スカル サド侯爵の頭蓋骨」

怪奇2大俳優
ピーター・カッシングとクリストファーリー共演の怪奇映画

【概要】
サド侯爵の頭蓋骨が邪悪な力を放ち所有者に悪夢のような出来事をもたらしていく

【感想】
短編小説が元なので話としての展開は大してないのだけど
古典的怪奇演出がそれなりに楽しめた
スカルを手に入れるまでもだいぶ時間割いてるけど
そのドラマもまぁまぁ楽しめたので退屈ってことはなかった

個人的にピーターカッシングって高身長なイメージだったけどクリストファーリーと並んだ際頭半分高いクリストファーリーに〝えっ?!〟てなったけどそれもそのはず
ピーターカッシング 182cm
クリストファーリー 196cm
とクリストファーリーが2m近いことを知った

それが一番の収穫かな

『がい骨』に似ている作品

フランケンシュタインの逆襲

製作国・地域:

上映時間:

83分

配給:

  • ワーナー・ブラザース映画
3.4

あらすじ

19世紀末、スイスの寒村で処刑の時を待つフランケンシュタイン男爵。男爵は牢獄の看守たちに、罪は秘密の研究室で造り上げた生物の仕業だと訴える。その生物とは、罪人の死体に天才彫刻家の手や優秀な…

>>続きを読む