90分4話からなるオムニバスホラー。

猫ちゃんが絡んでくるストーリーは、フルチ時代のイタリアンホラー味が強い。

ピーター・カッシングやバージェス・メレディスなどの有名どころも出演してました。

夜中にふと思い出してしまった「人形」にまつわるトラウマ映画。恐怖の館というタイトルで観たような覚えがあり、、、記憶が曖昧。人形トラウマを克服する為にももう一度観てみたいけれどレンタル出来るのかな？

ゾンビ映画とかスプラッター系ホラー映画がまだ生まれて無かった時代、観客を怖がらせていたのはドラキュラ物か半魚人みたいな宇宙人やモンスターが出て来る話がほとんど、そんな古い頃のオムニバス形式の恐怖映画(死語w)。

屋敷に集まった5人の客人たちは、一人一人順番にぴーんと張った赤い糸の前に招き出される。その糸を大きなハサミを持った機械仕掛けの蝋人形がチョキンと切るまでのほんの一瞬の間に、自分自身のちょっとだけ先の未来で起きる怖い出来事を覗き見てしまうと言うトワイライトゾーンの原型みたいなお話。

各話とも人間の心の奥底に潜む邪心こそが、本当の恐怖を生み出すのだよとお説教をする映画ではありましたが、それより何よりハサミを手にしたリアルな蝋人形と、そして糸が切れる音が怖くて記憶に残っています。

この蝋人形に似た人形がディズニーランドに置いてあって、あれを見る度にこの映画の事を思い出します。ブルブル。


<記憶間違いがあったので追記>
後日YouTubeで検索したら最初の数分だけupされているのを見つけ、あらためて観たら他の映画とゴッチャになっている部分があったことがわかりました。
舞台は屋敷ではなくて、遊園地のアトラクションのひとつでした。
糸もピーンと張りつめてはいないように見え、赤と白の2本がたら〜りと。更によく見たら人間が蝋人形を演じていました。
雰囲気的にはレイ ブラッドベリの小説のような世界観ですが、子供の頃に観た時の記憶が蘇って来て怖かったです。

60年代のイギリス製オムニバスホラー。原作はサイコの原作者ロバート・ブロック。
4話の短編から構成されていて、謎の黒猫🐈‍⬛、ショウビズ界の裏側、呪われたピアノ🎹、そしてエドガー・アラン・ポーの蒐集家💀のお話、そして最後に…😨

早川書房から出版されていたプロックの短編集は昔よく読んでいたけど、50年代から60年代の作品に傑作が多い。ハリウッドの裏側にも詳しくそんな知見が第2話によく活かされている☠️
秀逸なのは第4話、ジャック・バランスとピーター・カッシングの共演とポーの絡みが楽しい😼
第2話の耽美的な雰囲気とヒロインの死顔もなかなか😃

ほぼ全てがスタジオ撮影だが、60年代のファッションも存分に堪能できる。サクサクッと楽しめるオムニバスホラーの佳作🎬🇬🇧

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