初めてエミール・クストリッツア作品を観賞。
この人もfilmaやってなきゃ知らなかった監督です。
ユーゴスラビアの人なんですね。
映画はフランス・ドイツ・ユーゴの合作。
う~ん、そこそこは楽しめたんですが、このクセのある独特なエネルギーとの相性がイマイチ合わず。
皆さん高評価なんで期待が大きすぎたのかも。
ベネチア銀獅子賞(最優秀監督賞)受賞作。
ドナウ河沿岸のロマ族(ジプシーの呼称)の生活と主人公の少年の青春がマフィアとの交流を絡め、悲喜こもごも騒々しく描かれる人間賛歌・・・
黒猫・白猫の他にヤギやアヒルや車を食べるブタや、ゆる~いゴッドファーザーなんかも出てきます。
ほとんどが映画初出演の本物のロマの人々とか。
慣れるまでオッさんや爺さんたちの顔がみんな似てて紛らわしい、と思ったのは私だけでしょうか。
主要キャラの一人がTVで『ストリーツ・オブ・ファイヤ』を見ながら歌って踊ってましたが、まだ顔がツルツルの頃のウイレム・デフォーが映ってました。
あと『カサブランカ』のラストシーンが何回も出てきます、監督が好きなんでしょうね。
いちおう最高傑作と言われる『アンダーグラウンド』には、いずれ挑戦してみようと思っています。