ホラー・スコープの作品情報・感想・評価

「ホラー・スコープ」に投稿された感想・評価

悪魔と交信することができる、不思議なダイヤル・サービスを発見した少年が、いじめっ子に対する報復行為に打って出る。「エルム街の悪夢」のフレディ役、ロバート・イングランドが監督を務めているホラー作品。

ヒエラルキーの下部に属している少年が闇落ちするパターンの典型。私自身が学生時代にいじめられっ子生活を送っていたので、主人公への感情移入が半端ないが、尊敬できる兄貴分(ガキ大将)の存在だけは、まったく共感できない。私の学生時代には、強きをくじき弱きを助く、いわゆるガキ大将が絶滅していた。

閑話休題。本作は、神ではなく悪魔に縋る人間の、破滅の物語と捉えることが可能。脳内に悪魔の力を増幅させ、ある種のトランス状態に陥り、負のスパイラルを作る。いじめられっ子が悪魔の力を手に入れると、いじめられっ子なりの負の連鎖が発生してしまうのが醍醐味。

クライマックスのリベンジ演出は、主人公が殺人鬼に変身した状態での、スラッシャー映画そのもの。「悪魔の囁きに打ち勝つこと=大人への通過儀礼」を示唆しているようで、ロバート・イングランドの作家性を垣間見ることができる。
かいと

かいとの感想・評価

3.2
いじめられっ子がなぞの力に取り憑かれてしまう話。
主人公の若ハゲが気になる