ぐりんでる

イップ・マン 葉問のぐりんでるのレビュー・感想・評価

イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)
4.2
🤜〜〜
郷に入らば郷に従え。香港に拠点を移したイップマンだが、
武館を営むには香港の掟がある。
全ての門派と手合わせし、負けずにいられるか。
イップマンは各門派の師匠たちの挑戦に詠春拳で受けて立つ
〜〜🥊

あまりにも強く、拳を交える対戦相手を1分以内には沈めてしまうことから
人は彼をこう呼ぶのだ、イップンマンと…😏

嘘です。

稽古代もらえると思ってニヤついちゃうお茶目な師匠から始まり、
でも払える人だけで良いよって言う優しさ😌

すのこをこんなにかっこよく使いこなせるのイップン師匠しかいないわ…
花笠音頭じみた動きで敵をあっちへこっちへ捌き制圧。武闘ではなくもはや舞踏である🧚‍♂️
後のキャプテンアメリカの盾術の始祖とも言われているらしい。(俺の中で)

熱い展開では十八番と言ってもいい昨日の敵は今日の友展開。
前作で敵だった奴が、師匠によって導かれたとしか言いようがない、キラキラしたお目目で駆けつけてくる感じ。心入れ替わりすぎwwキレイなジャイアンみたいだった。
ちなみに嫁をもらうと落ち着くということらしい。

それぞれの思いを背負ったイップマン師匠VSホン師匠対決を経ながらイップマンの穏やかさに照らされ互いを認める2人の師匠、そんな折、この街を牛耳る西洋人が礼儀を欠き、師匠たちもとい中国武術そのものに唾を吐きかけた。

愚かにも虎の尾を踏み、龍の逆鱗に触れたのだ…
中国武術の誇りと弟子たちの尊厳のために西洋のボクサーに挑むホン師匠、そしてイップマン師匠…

今回のは敵がシンプルに嫌なやつ、加えてチーム単位でセコいので、こっちも観ていて熱が入るよ…余計に燃える!!

俺の中で一番熱かったのはイップマン師匠がホン師匠の技を使ったところ。演出的にもホン師匠を重ねて熱い一撃に仕上がってた。
詠春拳と洪拳。2人の拳が炸裂🐅🐉

あの縦に並べた両方の拳から放つ技はおそらく発勁。ほぼノーモーションで体内の運動エネルギーを相手に衝撃として伝達させる中国武術の技術

まさにイップマン師匠とホン師匠の怒りと誇り。そんな精神的なエネルギーをも重ねているように思わせる素晴らしい一撃!

と思いながら巻き戻して観たら、普通に振りかぶって放ってたのでただの打撃です🙂
だとしても熱いです。


「武とは拳の強さではなく、理念。」

「武術に優劣はない、どんな身分の違いがあっても人の品格は同じで貴賤に区別はない。互いに尊重できるように願う」

「常に謙虚であれ」

イップマンの武人故のかっこよさに燃えながらも穏やかな言葉で心は清められる、

心技一体の極致!!