ロサンゼルス市警のフランクはやる事なす事まわりがハチャメチャになってしまう爆弾男なのだが、そんな彼がヘロイン密輸事件を追って重傷を追った後輩に代わって捜査を任される。やがて彼は財閥の総帥ルドウィグの存在に行きつく。ルドウィグは密輸にも関わりながら、訪問してきたエリザベス女王陛下の暗殺も目論んでいたのだ。果たして彼は全ての事件を解決できるのか？な話

先日見た「ブルース・ブラザース」に触発されて他のレジェンドコメディ映画もたしなんでみる旅にも出ています。名前ぐらいしか知らなかった今作だけど、ブルースブラザースとはまた違ったベクトルで30秒に1回ギャグを散りばめる濃密空間で、めちゃめちゃ楽しかった！

基本的なストーリーはほぼどうでもよくて、全てのシチュエーションでどのようにギャグを詰め込むかからまず考えてるような構成！素晴らしい！パトカーが色んなところに突撃するオープニングに始まり、車を駐車するたびに1ハチャメチャが巻き起こり、ありえなさすぎるコンドームを使ったベッドシーン（マジで爆笑してしまった…）など、「一つ前のギャグ何だっけ？」となってしまうほどに畳みかけるギャグ、ギャグ、ギャグ…！ツッコミ不在で供給過多すぎるんだけど、それがまたクセになる！昔の映画なのにこんなに笑えるなんて…映画はやっぱり面白い！敬具

エリザベス女王の暗殺を阻止するために奮闘する警部を描いたドタバタコメディサスペンス作品。　

レスリー・ニールセンが主演、プリシラ・プレスリーがヒロインを演じ、ジョージ・ケネディ、O・J・シンプソン、リカルド・モンタルバンらが共演。　

ロサンゼルス市警のフランク・ドレビン警部（レスリー・ニールセン）はドジで無神経。昨年は”ジュリアス・シーザー”のロケ撮影を殺人事件と勘違いして名優5人を射殺するなど問題ばかりおこしている。ある日、同僚のノードバーグ刑事（O・J・シンプソン）がロサンゼルス港で銃で撃たれて瀕死の状態で病院に担ぎ込まれる。麻薬の取引が絡んでいたようで、ドレビン警部は真相究明のため捜査を開始するが、住居侵入に器物破壊、放火、その上ワイセツと婦女暴行未遂までおこしてしまう。一方で、ドレビン警部は財界の大物（リカルド・モンタルバン）が怪しいと睨み捜査を進めるが、彼の秘書（プリシラ・プレスリー）と恋に落ちる。そんな折、エリザベス女王がロサンゼルスを訪問することになるが、女王暗殺の情報を入手したため勝手に捜査を始めるが....　　　

フランク・ドレビン警部のドタバタ劇を描いたコメディドラマで何も考えずにユーモアを楽しむ作品。
逆に考えてしまうとイライラしてしまうので好き嫌いが別れる作品かもしれない。
とは言え、人気作品のようで続編が沢山作られてシリーズ化されている。
タイトルの邦題「裸の銃を持つ男」は「007」シリーズの「007 黄金銃を持つ男」のパロディだそうです。
ウガンダのアミン大統領、パレスチナ解放機構（PLO）のアラファト議長、リビア・アラブ共和国のカダフィ大佐、イラン・イスラム共和国のホメイニ師、ソ連のゴルバチョフ書記長、イギリスのエリザベス2世女王のそっくりさんが登場するので要チェックです。
また大リーグのカリフォルニア・エンゼルスのレジー・ジャクソン選手が本人役で出演している。
ヒロインを演じるプリシラ・プレスリーは伝説の人気ミュージシャンのエルビス・プレスリーの元奥さんで美人です。
頭を空っぽにして観るコメディで、ロマンスもありホッコリできるバカバカしくも楽しい作品です。　
「あなたをお友達に持つ人は幸せね」　

2023.6　BS日テレで鑑賞（土曜7時の洋画館・字幕）

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ギャグがこれでもかというくらいてんこ盛りでテンポも良く、最後まで何も考えずに楽しめる刑事物であった。お気に入りのシーンは教習所のカーチェイス。O・J・シンプソンが変テコな役で出演していたのにはびっくりした。