爆破犯を捕まえるためにアカデミー賞授賞式に乗り込んだ警部の奮闘を描いたドタバタコメディポリス作品。
”裸の銃を持つ男”シリーズの第三弾。　

レスリー・ニールセンが主演、プリシラ・プレスリーがヒロインを演じ、ジョージ・ケネディ、O・J・シンプソン、フレッド・ウォード、キャスリーン・フリーマン、アンナ・ニコル・スミスらが共演。　

ドジで無神経なロサンゼルス市警のフランク・ドレビン警部（レスリー・ニールセン）は結婚を機に退職する。現職時代には悪人3000人を殺し432人をケガさせた武勇伝を持つ。一方で奥さん（プリシラ・プレスリー）とは上手くいっておらず子供もできない。奥さんとの約束で一旦は警察を辞めたものの、上司（ジョージ・ケネディ）の依頼で爆破事件の犯人を捕まえるために、病院や刑務所に潜入捜査して容疑者と接触する。次の爆破犯行現場が第66回アカデミー賞授賞式会場であると睨み、奥さんとともに会場に乗り込むが....　　

下ネタギャグを中心にユーモアいっぱいのハチャメチャなポリスストーリーが展開する。
ビル・クリントン大統領、ヨハネ・パウロ2世らのそっくりさんに加えて、「ウォーリーをさがせ!」のウォーリー君も登場する。
”アンタッチャブル”や”スターウォーズ”、”大脱走”、”ジュラシックパーク”などのパロディシーンやアメリカで起きた事件の時事ネタも楽しめる。
ラストは奥さんが出産してハッピーエンドと思いきや…　
最後まで笑わせてくれます。
「男の子だぞ」「分かってる」　

2023.6　BS日テレで鑑賞（土曜7時の洋画館・字幕）

• #人工授精病院
• #ステイツビル刑務所
• #ハンカチのメモ
• #第66回アカデミー賞
• #”氷の爆笑”
• #ヘリコプター

さらば愛しき刑事


　もはや伝説級の正統コメディシリーズが遂に完結。有終の美を飾るために、冒頭から『アンタッチャブル』の名シーンを炎上してもおかしくないレベルでパロディ化。初っ端から本気で笑わせにきています。そして道徳心を失っているOPも健在。最後だから何もかもが名残惜しくなってしまいます。

　他にも多数の有名映画のパロディが散りばめられており、全く飽きさせない。何より前作よりも笑えるシーンが多いことに感謝。面白い映画はちゃんと「面白い！」と叫びたい。

　クライマックスの舞台はなんとアカデミー授賞式会場。映画の祭典にフランクが現れたらどうなってしまうかはシリーズを追った人にしか分からないこと。こんなアカデミー授賞式があったら過去最高視聴率叩き出せるぞ。

　1>3>2の順で楽しむことができた良コメディシリーズでした。これは何度でもリピートできる。

2024.6.3 初鑑賞

ジェーンと結婚し、刑事を引退したフランク・ドレビン。警察署長やかつての仲間から協力を頼まれて、一時的に捜査に協力するつもりだったが、またしても騒動に巻き込まれてしまう物語。

「裸の銃を持つ男」シリーズ3作目。そしてシリーズ最終作。今回も相変わらずのメチャクチャっぷり。次々と巻き起こすギャグ。なので過去2作が好きならば間違いない仕上がり。

オープニングから早速「アンタッチャブル」。「ショーシャンクの空に」までぶち込むお約束パロディは今回もしっかりと楽しめます。

終盤はアカデミー授賞式での大暴れでやりたい放題。コメディ映画としての見本とも言える楽しい作品でした。シリーズもこの3作目でスパッと終わっていたのは良い判断だったと思います。これ以上4、5作目と続いてもクオリティ維持は難しかったでしょう。

その分現在製作中のリーアム・ニーソンを主演に据えたリメイクは楽しみにしています。