威風堂々波を立てて進む日本帝国軍艦。故国日本も間近に迫った海上で翻る軍艦旗の陰から一条の煙が立ち上り、サンマの匂いが洋上に流れ出した。広い太平洋上に大活躍を続け、カクカクたる戦果(?)を上…
>>続きを読む山田正助は物心もつかぬうちに両親と死別した。腹いっぱい三度のオマンマにありつける上、俸給までもらえる軍隊は、正助にとって『天国』だった。意地悪な上官のイビリも問題ではない。昭和7年大演習の…
>>続きを読む毎日出版文化賞を受賞した野間宏著「真空地帯」を山本薩夫が映画化。軍隊内の権力争いに巻き込まれ、投獄された木谷一等兵。野戦行きとなった彼は、自分を追い込んだ林中尉の前に現れる。
事業を婿養子に譲り楽隠居の身分であるにもかかわらず、心身ともに、精力過剰。皆に【カミナリ大社長】と呼ばれる南部友助にもちあがった恋物語。お若い人には恋愛教科書、お年寄りには若返りの秘訣伝授…
>>続きを読むおヤエには苦学しながら大学に通う、孝志というたった一人の弟がいた。弟が立派な社会人に成長することを夢みて、おヤエも一生懸命働いたが、旅館の女中の給金では学資にもこと欠く始末。そこで、おヤエ…
>>続きを読む行楽列車の専務車掌を務める大作。彼は行きつけの寿司屋の娘・雪子に思いを寄せていたが、やもめ暮らしの大作の父・甚吾も雪子に惚れていた。2人はあの手この手で恋の争奪戦を繰り広げるが、ひょんなこ…
>>続きを読む第二次世界大戦末期。戦況苛烈、日本が敗色を濃くしていくさなか、海軍の要望に応じて、七つボタンの予科練を志願した19歳にもならない少年たちは、短期間のうちに猛特訓を受け、厳しく適正を試され、…
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