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ビヨンドのMOCOのレビュー・感想・評価

ビヨンド(1980年製作の映画)
2.5
「これはエイボンの予言書。はるか4000年昔から密かに伝えられて来た。

 7つの呪いの地に地獄への門が隠されている。
 知らずして近づく者に災いあれ、地獄の門をあける者に災いあれ。
 あけれは世界は悪に染まる」(エイボンの予言書)

 1927年ルイジアナ州のホテルの地下にあった地獄への門は、村人たちの間違った判断で門を守る男と共に封印され、ホテルは閉鎖されたのですが1981年遺産相続でホテルはライザという女性の物になり営業再開のために地下室の水漏れを直すため壁を壊したら次から次へと恐ろしいことが起きて関係者が一人また一人と命を落としていきます。
 ホテルを手放し出ていくことを勧める隣の家の盲目の若い女性エミリーは1927年にエイボンの予言書を手にしており54年もの間・・・そしてライザもまたエイボンの予言書を・・・やがてライザは無数のゾンビに追われたどり着いた地獄の景色の中で・・・

 1981年公開のイタリア映画。さすがのルチオ・フルチ監督作品は目玉はとれる、首の肉は犬に食われる、顔は溶ける、銃弾で肉片飛んでく、盲目の目の色不気味、地下室の雰囲気怖い・・・ゾンビもの???のホラー映画です。本当にさすがのルチオ・フルチ監督作品です。
 トラウマになりそうな気持ち悪い映像と地獄の雰囲気とラストシーンから21か22才で観た時は二度と観ないだろうと思っていた作品ですがレンタルDVDショップで見かけないために観たくて観たくて、願望だけが強くなりずっと探していたのですが、最近やっと観ることかできました。昔の怖さはなかったものの気持ち悪さは健在でした。さすがのルチオ・フルチ監督作品。怖いもの好きの方にお勧めのオカルト?カルト?映画です。

 ラストシーンは・・・
「汝は暗き海に向かい
とこしえにさまよわん」
・・・・・・エイボンの予言書

 気持ち悪かった!
 あと6つの呪いの地は何処にあるのでしょう?家のそばにあったらと、想像しちゃって二度と観ないだろうって思ったことを思い出しました。
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