真っ黒こげ太郎

HATCHET/ハチェットの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

HATCHET/ハチェット(2006年製作の映画)
4.5
皆パニクってるとは言え、いがみ合いすぎだろ!!!

皆カルシウム採れよ!!!!www


お祭り騒ぎなニューオリンズ。
失恋したベンは親友のマーカスと共に「呪われた沼の怪奇ツアー」に参加する。
(なんじゃそりゃ!?w)
ツアーの一環として夜の沼をボートで進む。

だが例によって例の如くボートが座礁!!!怪我人も出てツアー客は森の中に避難し、いがみ合いまくるのだった。
しかもその森は異形に生まれ、クソガキの悪戯と不慮の事故が重なって死に、悪霊と化して殺戮を繰り返していたヴィクター・クロウリーが巣食う超デンジャラスゾーンだった!!!



密林地帯にやってきたおバカ達を殺人鬼が殺し回るスラッシャー・ホラーシリーズ一作目。
やたらスプラッターな映画と聞き、ずっと気になってたこの「ハチェット」シリーズ。
最近スプラッターホラー熱が凄い事になってるので、この機会に2、3作目と共にレンタル。
(実は近所のお店には3作目しか無かったので、宅配レンタルでお取り寄せ。)

お話は単純明快、迷い込んだ人々が殺人鬼の餌食になる!こんだけ!!!
「13金」や「いけにえ」的なお話そのまんま。
もー!!ベタすぎる!!!w


この手の映画はやっぱり殺戮シーンが重要になるわけですが、今作の殺戮劇はもう見事なまでのグログロっぷり!!!
斧で体を裂き、腕や頭をちぎり取り、内臓も抉り出し、血も噴き出まくりなスプラッター描写の大盤振る舞い!!!
すっごいグログロ!!!すっごい血みどろ!!!
ゴアメイクも見事な出来栄えで、血や肉が飛び散りまくりどの人物も皆肉片と化す見事な死に様を見せてくれる。

そんな作品だが、意外にも本編が45分ぐらい過ぎないと殺人鬼君は出てこない。
(因みにランタイムは約84分、半分以上も待たなきゃいかん!w)
だが、後半からの凄まじい殺戮劇は待ちかねただけあって流石のグログロっぷりを見せてくれた。


どの一方で、お話自体はかなりアレ!!!
本作はドラマが何故かギャグタッチなのだが、そのせいでアレな所多し!!!

とにかく本作、みんなイライラしすぎ!!!
主人公(役立たず)を筆頭に、アホ女や中年夫婦、間抜けな主催者や殺人鬼に因縁のある女までキレまくっている。
こないだ観た某パチモンネーターや某騎士王の登場人物も真っ青なレベルでイライラして切れまくっています。
ドンだけカルシウム不足なんだよ!!!みんなもうカルシウム摂取しろよ!!!ホントに!!!w
(ロボット生命体やアンドロイドにカルシウムが効果あるのか知らけど。w)
だが、ここまでやられると逆に笑える。バカ共のいがみ合いはもう完全にギャグ。wwww
ただ、終盤になると流石にうんざりしてきたりします。wwww

オマケに皆アホすぎて、ウロウロするわ、いがみ合うわ、アホ丸出しになるわで緊張感の欠片もない!
当然、皆ウロウロしてる内に殺人鬼に襲われて死にまくる。
とりあえず殺人鬼から離れればいいのに、皆殺人鬼の根城に戻っちゃう。
そんな協調性皆無な連中が生き残れるワケがない、ってかぶっちゃけ最終的に全滅してましたwwwwwwwwwwwwww
(まぁ、ある意味リアルかもしれんがwwww)

殺人鬼も不死身だが、ぶっちゃけ蹴られたり刺されたり撃たれたりすると怯んで、ダウンする。
そんなんなら最初からみんなで戦えば勝てるだろ!!!
なお、「バーニング」チックな殺人鬼の過去が語られるのだが、その回想が無駄に綺麗な上に最後の末路がアホすぎる!!!
火事で死んだとかならともかくさぁ…。

そしてラスト、そこで終わりかよ!!!!
ぶつ切りってレベルじゃねぇぞ!!!!w
(続編も観ないとイカンのか!?まぁ観るけどさ…w)



正直、展開が余りにもアホなため、最後まで飽きずに笑って観れたが、真面目なホラーを求める方にはお勧めしかねます。
アホアホな映画であることを承知で、スプラッター目当てで観るのが吉かと思われます。

なお、本作には続編もあるので、そちらもチェックしようと思っとりまする。