ぎー

ショーン・オブ・ザ・デッドのぎーのレビュー・感想・評価

3.5
【エドガー・ライト特集3作品目】
"ロマンス・ゾンビ・コメディ"
『ホット・ファズ』が最強のおバカ刑事映画だったとするなら、本作は最強のおバカゾンビ映画。
めちゃくちゃ。
『ホット・ファズ』同様、全てが馬鹿げているのでいちいち突っ込む気にもならない。
中でも一番馬鹿げていたのが、主人公たちの作戦とゾンビの設定と主人公の親友エドのアホさ。
テレビでも自宅にいろって呼びかけてるのに、とりあえず大好きなパブに行くっていう作戦のようで作戦でない作戦は何も頭を使ってない。
パブに入る直前ゾンビの群衆がいたけど、ゾンビ同様無気力なフリをしていたら気づかれないっていう設定も聞いたことがない。笑
エドはどうしたらそこまで阿呆になれるのかってぐらい阿呆で、逃走用の車をクラッシュさせ、ゾンビに囲まれた状況で大音量でジュークボックスをかける。

『ホット・ファズ』もそうだったが、この監督は基本お笑い。
だけど結構演出はグロい。
結果、緊張と緩和の高低差が効いてて、刺激的で楽しい。

地味に演出もオシャレ。
クイーンの曲に合わせてゾンビ殺したり。
このあたりは、『ベイビー・ドライバー』の演出に繋がってくとこだなって思った。
ぎー

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