シュウ

ショーン・オブ・ザ・デッドのシュウのレビュー・感想・評価

4.0
友情と恋人とゾンビとの人生の映画。
あと、めっちゃ若いマーティン・フリーマンが見られるよ!
このときは32歳ぐらいだけど本当に全然変わってないな。

ロンドンの家電量販店に勤める冴えない男ショーン(サイモン・ペッグ)は、29歳になっても親友のエド(ニック・フロスト)とピート(ピーター・セラフィノヴィッツ)との3人暮らし。
リズ(ケイト・アシュフィールド)という恋人がいながらも、どこかにディナーに行くわけでも無く、いつもの行きつけのパブで友人たちと共に飲むだけ。
ショーンの親にも紹介を済ませておらず、リズは全く進展しない関係に不満を募らせていた。
次の記念日こそはどこか違うところへ二人きりでディナーに行くと約束したショーンだったが、やはり今回もその約束を忘れてしまい、リズにフラれてしまう。
ヤケになったショーンはエドと共に朝まで飲み明かす。
そして翌日起きてみると、街の様子がおかしい。
庭には見知らぬ女性が佇んでいる。
恐る恐る近づいてみると、その女性はゾンビだったのだ!


待ち時間になんとなくTOHOシネマズの館内を見てたら、15年越しに劇場公開!という文字を見つけて何なのかと思ったら、まさかのエドガー・ライト監督、サイモン・ペッグ主演のこの映画のポスターが!
というか、これ劇場公開してなかったのかという驚きもあったけど、なんやかんやで観たことないし、今は観たいものをあらかた観てしまったところで本当にちょうどよかった。
一応くくりはゾンビ映画に含まれるはずだけど、全くホラー要素なんてなく全編通して軽快なコメディ映画。
しかもそれが最高にくだらない。
ゾンビを倒すためにレコードを投げつけるけど、投げつける前にこれは限定だからダメとか、俺は嫌いだから投げろとかそんなやり取りをしたり。
大量のゾンビをどうにかするために、大根役者に演技してもらったゾンビのモノマネでやり過ごそうとしたり。
最初からエンジン全開で笑わせに来る感じではなく、話が進むにつれてどんどん面白くなって来る感じ。
ただ、グロ描写はいつも通りというか悪趣味全開なので、それが苦手な人はやめておいた方がいいかも。

「ベイビー・ドライバー」の時もそうだったけど、エドガー・ライト監督の持ち味と言えば音楽をシーンや描写とシンクロさせるところだけど、今回もしっかりとあってノルマ達成。
そしてそのシーンもやっぱりくだらない。
そのくだらなさを際立てるのは主演のサイモン・ペッグとニック・フロスト。
だらしない男とクソ野郎というもはや黄金コンビだけど、この二人がしっかりと友情で繋がっていることがこの映画のストーリーの中軸にあるし、そこから生まれるストーリーがこれまた泣ける…とまではいかないけどとりあえず普通にいい話だった。
でも基本はコメディ映画なので、深いメッセージ性とかそんなのは全然無いですね。

なんかキャスト見てると15年前はそうでもなかったのか、今では結構大きな作品に出ている人がチラホラ。
ビル・ナイは言うまでもなくその頃から有名だっただろうけど、「ダウントン・アビー」のペネロープ・ウィルソン、「ジュラシック・ワールド / 炎の王国」のレイフ・スポール、「ワンダーウーマン」のルーシー・デイヴィスなどなど。
そして極めつけは「ジョン・ウィック:チャプター2」のみんな大好き銃ソムリエ役のピーター・セラフィノヴィッツ。
15年ってそんな古いって言うほどじゃないとは思うけど、それでも色んな作品に出てたりして時間の流れを感じる。

とりあえずは超お気楽ゾンビコメディ映画なので、もしまだ映画館でやってるのなら一見の価値はあるかも?