わかめ昆布

サボタージュのわかめ昆布のレビュー・感想・評価

サボタージュ(1936年製作の映画)
3.9
サボタージュ‥学生の頃、サボタージュしよ〜!とか言ってサボったりしてたが、こんな社会的攻撃的な意味もあったとは。

シルヴィア・シドニーの妖精のような美しさが魅力的でありながら、その表情の作り方にも見入ってしまった。

終盤から本当に怖い!ドキドキして心臓止まるかと何回も思ったしフィルムを直視できない!来る来る‥って分かっててめちゃくちゃに焦らすからもうこちらがもたない。この焦らしっぷり天才か?個人的には近年稀に見るジワジワ加減でヒッチコックの恐ろしさを体感。

そして顔、顔、顔‥の演出。好きな感じの恐ろしさ。

旦那が人間のクズすぎて映画的には評価しにくいけど、どうしようもないクズが出てくる作品は好き。残酷すぎる仕打ちをしでかし最低だが、たまにはクズも観たくなる。容赦ないリアリティ。伏線が絡み合いなんやかんや上手いこといくラストへの運び方も良い。

「絞殺魔」見たく成っちゃったな。
ヒッチコックは鳥が好きだね。
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