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『バージン・ゾンビ/悪魔の死霊軍団』に投稿された感想・評価

4.0
「死と負」への抵抗と受容

11月はゾンビ㉒

義母が危篤の連絡を受けて向かった屋敷はお化け屋敷だった!そこで初めて合う親族たち。義母の「逃げるのよ!」という臨終の言葉。死んだはずのパパまで現れて逃げろと警告してくる…。この屋敷はいったい何なのか…っていうジェスフランコ製耽美ホラー。

もともと全くゾンビ要素のない作品だったものを、『ゾンビ』のヒットに合わせてジャンローランにゾンビ登場シーンを追加撮影させたのが本作。ただでさえ編集等めちゃくちゃらしく、そこから更にエロシーンを全カットな上に超特大モザイクの連続で何が何なのかさっぱりわからない最低な編集を施されたVHS版で見たので正確に読み取れてはないのだけど面白かった。

主人公クリスティーナは何度も悪夢を見る。その悪夢の中でゾンビに襲われるのだけど、鳴り響く鐘の音や森の中での墓場等、死を連想させる空間の創出とその「死」が自身に常に付き纏ってくる展開暗示は非常にローランらしい。そして心の深層から湧き上がる負と死を枯葉の下(深層心理)から現れるゾンビが体現し、自身の心の領域を蹂躙しようと襲いくるゾンビという「死と負」に対して、侵入されまいとドア一枚を隔てた紙一重の戦いを繰り広げるクリスティーナの姿は、追加撮影シーンとはいえ、もともと存在するフランコの本編部分に違和感なく溶け込んでるように思えた。

そしてゾンビたちに破られそうなドアのシーンで終わる悪夢が覚めた後、主人公は現実世界でドアを開けて外へ行く。これは、自ら「死と負」の世界へと足を踏み入れること。そして彼女が向かうのは死人が集うお化け屋敷。そしてもう一度、ドアを抑える悪夢から覚醒後にドアを開けて外へ出るシーンが出てくるのだけど、その時に外で出会うのは切り取られた鶏の頭という死。この事からもクリスティーナが「死と負」を恐れながらも心の中では惹かれていることが読み取れる。

義母の死体にクリスティーナの影が重なる同化演出や、死を喜ぶワルツ等、序盤から死の空間としての異様さが存分に伝わってくる。そして寄宿学校(恐らくキリスト教)出身の主人公は善なる心を持っていると盲目の女性に告げられ、何度も印象的に睡蓮の花(花言葉が純粋な心)が映ること(それとタイトル)からもクリスティーナが処女であり、処女=善という価値観に対して性への誘惑が夢として何度も登場するあたり、「死と負」の負の部分は性への欲望であることがわかる。作中で吸血行為をする女性が登場するのだけど、この行為を長時間見つめるクリスティーナはまさに「死と性」に惹かれていることを体現している。

そして処女性の喪失を睡蓮の下(死後の世界)へと向かうこと、そして父親の口からこぼれ落ちる血によって詩的かつエロチックに表現するあたり、フランコ監督の美的センスは素晴らしい!

作中の言葉にもあるように、夢と現実の境目がわからなくなる幻想的な空気感が素晴らしく、その中でエロを単にエロいだけでなく美しさと少しの嫌悪感も含ませて見せるのが変態的で大好き!ゾンビ映画大辞典によればフランコ監督の最高作らしい。私はまだ数本しか見てないけれど、そう呼ばれるのも納得な美しい作品でした。
記録
スルーお願いします💦

意味不明なストーリーでした。
グロ描写はお腹を切り裂いて内臓を取り出すぐらいしかないので、地味でした。

ただ、美女の全裸は素晴らしいね👍🍑
男性のオナニー用のオカズには最適ww(最低)

最後の終わり方はありがちな終わり方。
なぜ高評価されてるのかがわからない…😭
俺自身が楽しみ方を間違えてるかも…。
3.8
連投につきスルーしてください
(,,ᴗ ᴗ,,)ペコ


🐾
ジェス・フランコ版と、それに追加撮影・編集したジャン・ローラン版。
両方鑑賞。
個人的偏愛映画(なので参考にはなりません)

私はジャン・ローラン贔屓なので、もちろんそちらから鑑賞したんだけど、正直初見は訳がわからなかった。
その後ジェス・フランコ版を観てからジャン・ローラン版を再度観てみたら、だいぶわかりやすい。
不明瞭なカットに見えたのはこういうことだったのねと。
評判見てみると、どうやらジェス・フランコ版の方が良さそう?
どちらの版も訳わからんなとこも多いんですが好きです。

憧憬の対象だった父の死。その死により死の谷へと誘われた女性の話ととれるのかな?



🐾ジェス・フランコ版

光線銃みたいなうわんうわんの音の後、サスペンスフルな音楽が流れ出すのがカッコいい。
疾走する車窓から景色が流れる。
死の匂いが充満する谷。
車で谷を抜けてたどり着いたお城。
幻影と静寂の別世界に見える。
ゴシック美な内装。
外にオープンな渡り廊下のシーンも撮り方がよかった。
相変わらずうっとりするアートワーク。
亡くなった人を弔う場では故人の目はつぶらせるものじゃないかな?
でも死体にケープを被らせ、目はかっと見開いたまま椅子に座らせて。
そこに住む人たちは氷のように体温が低いくて、人間の食事も取らないと言う。
彼らはこの世の人たちなのだろうかと思わせる描写。

突然に大乱行シーンになるの訳分からんけど、中央に快楽の皇女みたいな人が王座に鎮座してるのは面白かった。
斜面にたくさんの人がぬぼーっと立ってる姿がゾンビのようにも見え、世紀末感がある。
いかにも別撮りエロシーンな場面はチグハグでちょっと残念。

死に迎合していくラスト。
こちらの方がストーリーの流れとしてもしっくり。
ラスト人々が順番に池に入水してく場面は、入浴待ちしてる行列にも見えてちょっと可愛らしかった。



🐾ジャン・ローラン版

ソフトコアポルノ向けとして撮られたジェス・フランコ版にゾンビ復活、襲撃シーンを追加。
つぎはぎ感が強くて完成度が高いとは言えないと思いつつ、やっぱり好き。
より悪夢的、幻想的な物語となっている。
ただしゾンビ登場は悪夢の中だけの登場なので実際にストーリーに絡む訳ではない。

歯抜けの男のアップ、押し寄せるゾンビの悪夢。
これらゾンビはのろのろタイプ。
うげえ、ドア押し破って入ってきたという割には襲撃シーンなんかはとってもゆるい。
取り囲んでわちゃわちゃ触ったり髪の毛つまんだりする程度だったりとご愛嬌。

変な箇所で編集カット、繋がりがちょっと突飛なのが残念。
とにかくこの版ではヌードがカットされまくってるんだけど、いつものジャン・ローラン単独での映画は裸祭りなんで、このようなヌードの無い編集をされてるのがとっても不思議な気分になる。
主人公が死に引き込まれていくところは哀切感じられて良かった。

ーーーーー
ジェス・フランコ版 3.5
ジャン・ローラン版 3.8

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