渋谷TSUTAYAで発掘したゾンビ映画🧟‍♂️
謎の化学物質汚染によるゾンビ化。
お偉いさんたちがそれを隠して田舎町が被害に及ぶ設定は良かった。
田舎町に偶然来た兄弟二人がこの騒動に巻き込まれる。
このゾンビは指から謎の液体をだして、物を溶かしてくるから強くて怖いよ😂
ゾンビ設定はいいのに、ストーリーが壊滅的に面白くない😅
当時の社会問題提起的なのは良かったのに…勿体ないよ！！

• #たくや_2021年鑑賞
• #たくや_ゾンビ映画

こんな糞みたいなジャケとタイトルからのギャップが大いにあってわりと面白い。
『悪魔のいけにえ』に端を発するアメリカの田舎は地獄です見聞録に環境汚染による世界終末の序曲ホラーを融合させた亜流ゾンビ。

有毒な産業廃棄物を田舎町に垂れ流してたことで汚染された住民がゾンビ的なミュータントになる話。
白塗りメイクなゾンビでクラシックホラーを思わせる風体なのに、掌が裂けて黄色い有毒物質を撒き散らすというサイケなアップデートがされていて、登場人物が籠った車の回りをゾンビ群が覆い尽くす所謂ゾンビ映画ではお決まりなシーンでも、有毒な指先で窓ガラスを溶かすっていうお前それをやっちゃお仕舞いよ、な攻め方をしてくる。あそこの絶望感ハンパない。

ネタバレ的になってしまうけど、兄が弟の失恋を癒すために画策したセンチメンタル地獄ジャーニーで兄貴のほうの恋が成就するっていう、、弟よ、
しかも確実に弟のほうが主人公フェイスだったから、そういうとこでもスパイスが効いていて旨しな作品だった。

まさか本作までDVDになるとは思いませんでしたが、DVDになる時に「ミュータント・ゾンビ・オブ・ザ・デッド」という変梃りんなタイトルになるとも思いませんでした。
ストーリーは旅行中の兄弟ジョッシュとマイクが立ち寄った町の住民は化学廃棄物によってゾンビと化していたという物ですが、古き良き80年代ホラーという感じで楽しめました。
前半はゾンビによる殺人が起こる中、主人公が知り合った女教師と共に町の秘密に迫っていくという感じでゾンビは殆ど出てきません。後半になるとゾンビが結構出てきて盛り上がってきます。
本作のゾンビは血を求めて襲い掛かってきたり、光を嫌う等吸血鬼に近いですが、青白い顔で群れて襲って来る様はゾンビと言っていいでしょう。身体から高熱を発する事が出来るという設定も面白く、車に乗っていた登場人物がゾンビに取り囲まれるというお馴染のシュチエーションもゾンビが指先から高熱を発して窓を融かしながら襲い掛かるという斬新なシーンを見る事が出来ます。
手のひらに亀裂ができてそこから血を吸うという設定も面白いです。手で掴まれたらアウトという結構怖い設定です。動きも俊敏でどう猛です。
ゾンビメイクは顔を白く塗って目の周りを黒くしたパンダの様なメイクですが、結構不気味です。
ゾンビの他にも「悪魔のいけにえ」に出てきそうな頭のおかしい住民も出てきて楽しめます。特に主人公と敵対するゴロツキのリーダー格は物語のいいスパイスとなってました。
また、主役かと思った弟がアッサリ死んで兄貴が主役だったり、子供がアッサリ殺されたりと意外な展開もあります。
クライマックスの火炎ビン使った籠城戦も面白かったです。主人公達の立て籠もる店にゾンビ達が押し寄せるクライマックスは結構迫力あります。
製薬企業の化学工場が事態の原因だったり、田舎町で起こるゾンビパニックなどちょっとゲームの「バイオハザード」に影響与えてるんじゃないかなと思うのは考え過ぎかな？
B級ホラーではありますが、ゾンビ映画ファンなら琴線に触れるシーンが多くて中々楽しめます。80年代の映画が好きな人なら楽しめると思います。