ベトナム帰還兵のウ・ユー(チョウ・ユンファ)は、文通相手の女性ラ・クワンを訪ねるべく、香港にやってきた。しかし、殺人を目撃して殺されそうになった彼は、ラ・クワンの手引きで偽造パスポートでの渡米を企てる。密出国を商売にする組織から日本人旅行客を装うための教育を受けるウだったが、そこで出会った美しい女性、シャム(チェリー・チェン)と恋に落ち、アメリカの中華街で暮らすことを夢見る。だがシャムたち女性は、マニラの中華街のボス・チャンに身売りされてしまう。ウは、チャンのクラブに乗り込む。チャンは、ウの度胸を買いシャムを見受けする金を稼ぐため様々な裏の仕事をウにさせた。ウの運命は、激流にもまれる小舟のように翻弄される。
チョウ・ユンファ主演デビュー作。
根無し草のような流れ者で非情な運命に翻弄されながらも、愛する人との明るい未來を夢見るウ・ユーはまさにチョウ・ユンファが得意とする様々な当たり役のルーツのようでハマっている。
ウ・ユーと相棒の男の友情は香港ノワールの作品「男たちの挽歌」などを先取りしているし、生き抜くために手を汚さざるを得ない裏社会や組織などに利用される難民の非情な現実の描写もリアルで、チョウ・ユンファの原点を知りたいファンには必見。

バー

ベトナムから難民となり香港にやって来たウ・ユー
収容所のいざこざから殺されそうになり、そこから逃げ出した彼は、偽造旅券で国外へと逃亡するが……

何処へ行く

フィリピンでの闘い
街中
アクションもあります

2人の女性
ロマンスの感じ

最後はなんとも言えません

ベトナム難民を描いた香港製ハードボイルド映画。
殺人を目撃して命を狙われたり、人身売買の犠牲になった女の子を助けに行ったり、闇を渡り歩く男ウ・ユー。
主人公はタフな男だからやっていけるのだろうけど、香港の文通相手へ宛てた手紙の内容と現実の画とのギャップがありすぎて私は辛い。
チョウ・ユンファが若かった。