めちゃめちゃ好き！！！！！
ストーリーは復讐劇的な王道なものにはなっていますがアクションが良すぎる！
そもそもとして冒頭から嵩山少林寺での撮影、多分本物の少林寺の僧たちの演武シーンがかっこよすぎる！
モンゴルの方面での撮影やそこで出会った家族との絆も深掘りはそこまでされていないもののそれでも結構しっかりとした作り！
ユー・ロングァンがしっかり悪役として描かれていてこの人はほんとに悪役が似合うよなぁと思わせてくれるものでした！

再鑑賞。
子供の頃観て面白くて何度も観た記憶があり探していました。まさかYouTubeで観れるとは‥ありがたい！

題名が微妙に違ったのでやられた‥昔は『少林寺 怒りの大地』だったはず。いつの間にか『少林寺 激怒の大地』になっていた。まあ見つかったのでよいのですが。

数十年ぶりに観たけどいろいろ覚えていて懐かしかった。
いやこれ、めっちゃ面白い！
少林寺シリーズ全然観てないので他はもっと面白いのかもしれないけど、いやいやいや、これはこれでリアルに面白いでしょ！

脚本お見事だし、キャストもそんなに有名どころ出ていないようだけど最高。
映画の面白さがギッシリ詰まってる。格闘技が最高なのはもちろんのこと、ドラマとしてしっかり成り立っているから凄い。
実際の少林寺で撮影されているらしく、ロケーションが凄い。「こんなところにあるんだ」っていう。

マーク数20しかないというのが残念。レビュー遡ってみても結構年単位だー‥

大僧長〜〜〜〜！😭

明代、権勢を誇る大臣のもとで横暴をふるう錦衣衛(朝廷内でも恐れられ、ってZガンダムのティターンズみたいな存在か)。錦衣衛に歯向かう民衆の反乱の中に姿をみせるは武芸達者な少林寺僧侶達。

対抗策として悪大臣は配下の刺客、かつて武當山で学んだ男を僧に仕立て少林寺住職とすべく錦衣衛の軍勢ともども送り込む。僧らは反抗するも次々虐殺あるいは捕らえられ、大僧長も火中に身を投じる。

一部の修行僧は住職を継ぐのに必要な中国に禅と俗説で拳法をも伝えた達磨大師がまとっていた木綿袈裟(ちなみにこれが原題)を持ち出し、寺を脱出。主人公(ユー・ロングァン、顔つきはTV版風雲の風役チウ・マンチェク似)もその一人で旅の途中に馬群の暴走を止めて知り合った、朝廷の別の有力者と取引もある馬商人一家のもとに身を隠す。

一家には武芸の得意な四姉妹がおり、長女が追われる身ゆえ少林寺僧の身分を隠す主人公に想いを寄せる(姉妹ら作品に華やかさを添え、また、この想いにはストレートにして凛とした長女とのドラマがラストまで効いていていい)。

この遊牧民の集落にも錦衣衛の魔の手。火をつけられた集落の中で駆け出す馬群(百頭以上いるんだわ、これが)が次々火を飛び越えたりというあたりはスケール感あります。

香港、中国合作で実際に少林寺、武當山で撮影しているのも見所。長女とともにさらに身を寄せた武當山で槍の修行をする主人公をカメラを引いて引いてロングで実景ともどもとらえるあたりなどたまりません。

破門した弟子の横暴に責任を感じた道長から武當拳をも教えられた主人公は再び少林寺へ!型の違いなどで表しているんだろうけど、中国拳法ネイティブでない身には主人公と長女の拳が武當山前後でどう変わったか伝わらなかったのが隔靴掻痒なれど、積み中古DVDからまるで期待しないで観ただけに大満足の掘り出し物でした。

また結構重要性の高いシーンのBGMに宇宙戦艦ヤマトの「真っ赤なスカーフ」がいきなり流れだし、びっくりさせられたりも(笑)。