嵐を呼ぶドラゴンの作品情報・感想・評価

嵐を呼ぶドラゴン1972年製作の映画)

方世玉與煕官

製作国:

上映時間:104分

ジャンル:

3.6

「嵐を呼ぶドラゴン」に投稿された感想・評価

dpunch

dpunchの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

2017年 53作目

本作も70年代という古きよきカンフー映画ですが、何とジャッキー・チェンはおろかサモ・ハン、ユン・ピョウ、ジミー・ウォングなどの知名度の高いキャストではありません。

チェン・カンタイという野生顔の俳優とアレクサンダー・フー・シェンという甘いイケメン顔の俳優のダブル主演です。
(と書いていますが私も2人をこの映画で初めて知りました)

敵の将軍に一撃を喰らわされる時にストップ&スローモーションになったり、ラストの闘いで致命傷を与えるところで画面全体が真っ赤になったりと古い映画でも演出にも凝っていて飽きさせない感じが伝わってきました。

キャスト的にマニアックな映画だと思いますので(ストーリーは割と当時のカンフー映画の王道をいってます)これは自分くらいしか観てないだろう、と優越感に浸りたい時に観てみるといいかもしれません。
(そこまでは誰も思ってないって…)
LEE

LEEの感想・評価

4.3
傅聲の若き魅力溢れる一本

ストーリーは小規模で単純だけれどもそのぶん武術指導劉家良が作り上げたカンフーが光る!
陳觀泰と傅聲それぞれのカンフーをこの頃から差別化できていて素晴らしい
1974年にしては素晴らしいクオリティじゃないかと思う
赤で画面が染まるラストバトルなど見所満載

とにかく傅聲が素晴らしくいいので見てほしい
陳觀泰とダブル主演って感じではないので注意(どちらかというと傅聲が主演

ダサいラマ僧の格好をして劉家榮が出てたりもする
JAmmyWAng

JAmmyWAngの感想・評価

4.5
脅しも叫びも呟きも、核心を突いた真っ直ぐな「言葉」が時に残酷に、時に切なく空気を切り裂いて瞬間的に心に到達しながらも、チャン・チェ監督による悲壮な情念の雰囲気が再び世界を飲み込んでいくという鬱々とした遣る瀬無さ。

しかしその解放としての虎形拳と鶴形拳との連環撃を繋ぎ合わせるものもまた「掛け声」なのであるという、「声」や「言葉」の映画としての側面をも有する傑作であると私は思う次第でございます。

ラカン風に言えば、人間とは語る存在であるけれど、言語は現実を語り尽くせない。しかし我々には言語にすがるしか方法がないという事実の一方で、本来は「映像」によって内容を語ってきた「映画」という表現形式において、なぜ改めて台詞という音声言語が必要なのだろうか。

それは心情や状況をこれ見よがしに説明する為ではなくて、映像を超えたイメージの内容を心に叩きつける為であり、現実界のように語り尽くせぬ何かを限り無く語ろうとする終わりなき試みの為ではないだろうかと、今作を観て私はそう思ったのであります。

この映画においては、「言葉」も「映像」もそのどちらもが「意味するもの(=シニフィアン)」として純粋に等価の役割を担い、結果としてまどろむような情念と、ほとばしるカンフーの煌めきが心象に想起された次第でありますが、それにとどまらない何か語り尽くせぬものを可能な限り描き出すために、映像としてカンフーを使う、表情を使う、拳が交わる音を使う、そして言葉としての台詞を使うという具合にシニフィアンの総力戦といった様相を感じたワケでございます。

そしてその決して達成される事がない奮闘の累積の果てに、言葉とカンフーが渾然一体となった虎形拳と鶴形拳との連携が炸裂するワケですから、感極まるとはこの事で私はもう泣きながら軽く幽体離脱をしておりました。

と、ここまで書いておいて、この映画には思いっ切り説明でしかない台詞やナレーションも平然と挿入されておりまして、おい何か言ってる事と違うじゃねーかと思われるかもしれませんが、あえて言おう!「それがイイ」と!!!!!
marumame

marumameの感想・評価

3.5
チェン・カンタイとフー・シェンのカンフー映画を初めて観た。
もーいろいろと楽しませてくれる!
最後の決闘は長いけど、見どころ満載!
カンフー映画と言えば…

ブルース・リー
ジャッキー・チェン
ジェット・リー
チャン・ツィイー
サモ・ハン・キンポー etc…

数多くのカンフー俳優がハリウッドデビューしている中、「これぞ香港のカンフー映画だ!」と言う人もいるでしょう(^o^)

とにかく“金をかけないでアクションで魅せる映画”…ある意味、これがひとつの香港映画の醍醐味というか、面白いところ…

実際にカンフーの達人でもあるという
チェン・カンタイのカンフーは
それなりの迫力がある。

今作を観ると余計にブルース・リーを始め、世界に名を知らしめるカンフー・スターを排出したゴールデン・ハーベスト社の設立者、レイモンド・チョウのプロデュース手腕のスゴさを改めて思う。
「燃えよドラゴン」の大ヒットした時代にやたらとカンフー映画につけられた邦題“○○ドラゴン”や“ドラゴン○○”は、あまりにもセンスがなく、いかがなものかと思った。

あっ、そうそう(^_^;)…今作レビュー…

カンフー映画も時代とともにスピード&アクション&ストーリーも進化しているけど、この時代の古典カンフー・マニアには楽しめると思います(^_^)v

マニアでない方にはちょっと…です(;´∀`)…格が違いますから…世界的スターになるには紙一重ですね^_−☆
Hiroki

Hirokiの感想・評価

4.5
相変わらずアツい展開を提供してくれるチャン・チェ監督。

虎と鶴。連携攻撃たまらん。
オープニングからノケゾリッチ!真っ赤な背景でクァンタイとフーシェンの殺陣が激シブ!

ストーリーも重厚感があり魅入りますなぁ。クァンタイの力強さ、フーシェンの軽やかさ、チェ将軍のしかめっ面とドー様の馬っ面がまたいいんすよね。
チェ将軍は悪い顔してんなぁてなるし戦い方がキタナイね。素晴らしい!

ラマ僧交えての最後の大乱闘の見所は、ラウカーウィンなどとの安定のアクションでも、虎鶴の形でもない。槍もって突っ立ってるエキストラとたかだか10分で日焼けした肌の色!やり過ぎじゃろ
題: チャンチェ監督のダブル死闘ドラゴン

1972年、助監督ジョンウー。監督チャンチェ。

棚から一掴みカンフー映画シリーズ。購入したDVDを見てみようシリーズ。まだ買ったのにみてないDVD、20本くらいあります。とほほ。

本作は、全くの予備知識なし。「嵐を呼ぶ」とくると「ゆうじろう」「クレしん」と浮かんでしまいますが、、、、。ショウブラザーズ、ユニバーサルDVD鑑賞となりました。



うぁぁぁぁこれ、続編作られてますね。めちゃくちゃ興奮しました。

あだ討ちの具合がなかなか 物語の悪が こにくらしい 悪役でむかつきましたね。まあ、卑怯、悪知恵、極悪でヒ-ルとして素晴らしかったですね。

いきなり冒頭焼き討ちカンフーで面食らいます!!差し迫る感じ。こういう展開って続編でみられるパターンです。



物語は、燃え盛る少林寺。必死で逃げまどう一人のカンフー使い。死にじおこないながら追っ手から難を逃れます。追っては、容赦ないボス、中ボス軍団。

そこに色男のこれまたクンフー使いが、その男と拳を交えます。それは、嵐を呼ぶカンフーのはじまりだった。

物語の練り上げ、復讐、だまされ、邂逅、誤解がとってもほどよくミックスされて、ラストのまさしく「死屍累々」の死闘は素晴らしいです!

チャンチェ監督の単独プロダクションでの一作目でやりたいことをしっかり魅せていて。とくに悪役の層のあつさ、しつこさ、主役のダブルドラゴンのドラマもとってもスパイスきいていて

ラストよかったですね。

あと私が 個人的に好きな映画ファクター 「洞窟・穴」がでてきます。

この色男のカンフーが、のちのジャッキーの原型をみるという評は、大変納得しました。ジャッキーのヤングマスターですよね。センスカンフー。 

 イヤー続もみたいなーー。





さて
嵐を呼ぶダブルドラゴン
ぜひ!カンフー映画ファン!必見

追伸
こういう、おもわぬ作品に会えるから、ショウブラザーズいいです!
Chihiro

Chihiroの感想・評価

2.5
パッケージを見るとフー・シェンVSクァンタイ兄貴だと勘違いしちゃいそうだけど、この二人の格闘シーンはほとんど無い。ちょっぴりパッケージ詐欺?(笑)
それぞれの持ち味である天真爛漫さと暑苦しい男気が存分に発揮された良作。
ただ(しつこいけど)、パッケージほどこの二人が出ずっぱりな訳ではないので注意。
私にとって本作と『ドラゴンへの道』はカンフー映画におけるオールタイム・ベストのツートップである。観客の観たい通りにカンフーアクションが展開し,お約束の中にサスペンスがある。東映時代劇,日活無国籍アクションに通づるストイックな展開が観る者の目を離さない。ジャッキーやリンチェイもいいけど,こういう優れた小品にも陽の目が当たってほしいもんだ。